【ハウツーコラム】決して自分が来た道(ルーツ)を忘れない

 

Never forget your roots…

決して自分が来た道(ルーツ)を忘れない・・・

2度のオリンピックを経験し、世界のスノーボーダーに知られた実力者ジェイミー・ニコルズの最新のインスタからのメッセージだ。

彼は、イギリス出身のプロ・スノーボーダー。
イギリスというのは、ほぼ雪山がないエリアで、スノーボードを楽しむには他の国、欧州に行くか、遥々、北米に行かないとならない。

だからこそ、イギリスでは以前から夏でも滑ることができるドライスロープがあった。

ジェイミーは、そんなドライスロープでスノーボードのトリックを学び、世界で活躍するような選手になった。きっと若い頃は、来る日も来る日も長い時間滑って、新しいトリックに挑んでいったのだろう。それは、今、日本でキングスなどでスノーボードを練習しているキッズたちと同じだ。

そんなジェイミーが原点回帰で、ドライスロープで練習を開始したのだ。

仕事柄、世界のトップ選手のインスタを見ているが、オリンピックで活躍したような選手は、この時期にオフを満喫するような投稿が多い。
海に行ったり、パーティに行ったり、カッコいい車に乗っているような自慢姿など。

もちろんオフも大事。でも、さらなる成長をあきらめない選手は、この時期でもスノーボードのことを考え、滑っている。
2度もオリンピックに行き、活躍した選手がここまでストイックな感じで滑っていたのは、ちょっとした驚きだった。何より「決して自分が来た道(ルーツ)を忘れない・・・」という言葉が、ジェイミーの精神力の強さ、プロフェッショナル・スノーボーダーとしての力を思わせてくれる。

こういう気持ちが、スノーボーダーとしての成長を続ける原動力になっているのだろう。

 

飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴33シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWing誌では、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、シーズン中に一回は日本へ帰国しコーチングも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、今なお世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。2016-17シーズン、ウィスラーのインストラクターMVPを獲得!!