引き際が肝心!

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戦国武将の織田信長が、勝ち戦はもちろん負け戦での引き際もうまい!」というのは有名な話だけど、スノーボードもうまくなる人ほど引き際がうまいようだ。

今日、よくハウツーBBSコーナーでも活躍しているカンジくん(注:プロではないが実力あり、ミッチャンの回転技の師匠でもある)と撮影していたのだが、お昼頃になって撮影を終えると、「ヤバイ、このまま滑ると危ない。休憩しよう!」と一言。なんでも集中力が途切れて来たそうだ。

たぶんアマチュアの子たちは、練習すれば練習するほどうまくなると思っているようだけど、スノーボードは他のスポーツと違って、ジャンプなどで失敗すればケガにつながる。だから、うまい人ほどメリハリをつけて滑ったり休憩したり、するものだ。

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ちょっと似た例では、以前イング誌のハウツー天使でも書いたが、ケビン・サンサローン(注:Xゲームでピーター・ラインを破り一躍脚光を浴びたオプションのライダー)のあるスノーボード・デイ。テーブルの撮影に行ったというのに、なかなかやってくれない。朝は雪が固いということで、雪のコンディションとは関係ない、レールばかりをやっている。そして、やや雪が柔らかくなったお昼近くなってヒップに移行。ヒップの着地はテーブルと違って、斜度がある斜め傾斜場所なので、着地の衝撃が少ないのである。それで、午後もずいぶん時間が経ってやっとのことで遂にテーブルに行ったのだった。

逆に素人の方が勢いがあるというかカミカゼ根性があって、下見もろくにしないでケガをしてしまった、という話をよく聞く。本当に耳にタコがつくぐらい、そんな話をよく聞くものだ。

前、周くんのインタビューでも伝えが、ケガするほど上達の遠回りはないのである。だから、ケガには細心の注意を払わないといけないし、また自分のコンディションを十分に理解しないといけない。
「今日はもう疲れた。これ以上滑ってもそれほどおもしろくないし、上達しないな」と思ったら、潔く山に降りることも肝心だ。その分、温泉でリラックスしてイメトレしてもいいし、バリバリやるくんはジムに行ったり、水泳したり、走ったりしてもいいだろう。

とにかく引き際をしっかと見極めることがスノーボード最短の上達の道だろう。一見遠回りしているように見えるけど、信長のように引き際がうまいと天下統一ならぬ「スノーボードの極め」も近いかもよ!?

 

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