シャバ雪パウ感

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ここのところすっかり春スノーボーディングで、朝の内カチカチのち午後シャバシャバという日が続いている。青空が広がる毎日でとても気持ちいい。撮影の仕事で常に重いリュックを背負っているのでそれほど遊ぶ滑りができるわけではないが、フリーランはそれなりにできる。

シャバ雪でのボード・コントロールは、パウダーと似ていておもしろい。
雪面抵抗が増えるから、滑り方はエッジから面をより意識するようになる。やや後ろに体重が掛かるように上半身の先行動作を強めに入れてスライド・ターンの要領でボードの面を当てる意識で滑るのだ。

具体的な面の意識の働きかけ方は例えばバックサイド(カカト側)では、ボードの先の雪面を触るショルダー左(グーフィ・スタンスなら右)の点からテール全体(ヒップ)に掛けたトライアングルの面(青色面)。フロントサイド(つま先側)では、その反対のトライアングルの面(赤色面)を意識する。(イラスト参照)

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こうした意識で滑ると、雪面抵抗の強いシャバ雪でひじょうに安定して滑ることができる。この面を意識した滑りはパウダーとそっくり、ウィスラーの長いコースでターンを繰り返していると、まるで自分がパウダーにいるような感覚になる。それはまたサーフィンのような感覚とも似ていて、そろそろ来る夏に向かってサーフィン練習もできる気分だ。

そろそろシーズン・クローズだけどまたオープンしているゲレンデはあるので、シャバ雪を滑りに行ったらどうだろう。圧雪されたばかりのコースで雪が解けてくると、最高のパウダー感覚的シャバ雪ライディングが満喫できるぞ。

ちなみにシャバ雪でボコボコになるというパターンはよくあるけど、そんな時はヒザを車のサズペンションのよう柔らかく使って、華麗にコブもどきラィディングを楽しもう。面の意識とヒザを柔らかく使う意識でかなり忙しい気分だけど、シャバ雪は転んでも痛くないし、スノーボードに必要なバランスを鍛えることができる。何しろ楽しいのがいいね!

 

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