ガールズから学ぶ

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最近のビデオを見ると、何かどんどん一般のテクニックとは離れて行き、勢いはもらえるけどそこからテクニックというのは学ぶのが大変なように思える。そこで、注目してほしいのがガールズのビデオや特集。

というのもガールズのライダーは、男性ライダーに比べてそれほど過激なことをやっていないことが多くお手本となるケースが多い。しかも、どうしても筋力が男性よりも劣ってしまうガールズは、よりテクニックが必要となるので参考になる。例えば男性ライダーともなると、筋力に任せたフリーライディングや多少アプローチで失敗しても強引なトリックのメイクというのがあるのだが、ガールズの場合はその点劣ってしまう。したがって、本当にうまく滑らないとやりたいことがうまくできないのである。

それともう1つ言えることは、ガールズ・ライダーのハウツーの作りの方が丁寧な説明になる傾向。だいたい女性は男性よりも恐怖感を抱きやすいからだろう。例えば1つのトリックをやるにしても、とてもわかりやすく読者の立場に親身になって書いてあるケースが多い。

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今年、金田由貴子プロのキャンプを見ても、ひじょうにキャンパーの気持ちの中に入っているなあ、と思って関心したものだ。どのようにしたら、そのキャンパーがある恐怖感に打ち勝てるか、的確な勇気を与えるアドバイスを言う。ミッチャン(橋本通代プロ)にしても同じである。今年の夏も本当に感動するくらい初心者ハーフパイプ・キャンパーたちを引き連れ、丁寧にコーチングしていた。もうここまで来ると、お母さん状態(?)のようで、温かい印象を受けるコーチングだった。

ここのところスノーイング誌でもガールズ号(10月号)はやったし、これからスノーボーダー誌でもガールズだけの号が出るから、ぜひ男性の方もチェックしてほしい。またビデオなども参考になることが多いので、ガールズだからと侮れず。

 

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