【ハウツー・コラム】知っておかないと危ない!パークマナー

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先日、DMKでパークでのスノーボーダーとスキーヤーとの衝突事故の動画を掲載したところ、大きな反響がありました。
まさに「あるある風景!」。誰もが経験している怖い思いではないでしょうか?

そこで改めてDMKでは、スノーボード・パークのマナーと心得を提案したいと思います。
この春、多くのスノーボーダーのみなさんもパークに入ると思うので、参考にしてください。

(1)周りをよく見よう!

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パークだけに限ったことではありませんが、多くのスノーボーダーの方は、周りを見ていません。
特に人間は緊張すると、視界が狭くなる傾向になるので、気を付けましょう。

よくパークに入った初心者の方は、よそ様の御宅に上がりこんだアウエーの気持ちになってしまうので、まず心構えとしては「ホーム」ということを意識すること。
「みんな自分の裏庭で遊んでいるだ。」ぐらいな強い気持ちを持ちましょう。

そして、よりリラックスするために、鼻歌でも。
イヤホンから流れる音楽を聴くのもリラックス効果があるけど、周りの音が遮ってしまうので危ないケースが出て来ます。
ハイジの歌でも歌いながら明るい気分で。
ちなみにガッチャマンの音楽もノリが良いのでオススメ!

ともかく、リラックスして周りをよくみましょう。

(2)下見をしましょう!

いきなり飛ばなくてもいいんですよ。
だいたいうまい人でも下見します。
例えば、1本目に下見。2本目はストレートで飛ぶだけ。3本目は、回さずにトゥかヒールエッジだけカービングを加えて抜けて、4本目にやっとのことで180回したりとかね。

ともかく、まずはキッカーの横をただ滑るだけでもいいんです!
キッカーの横を滑って、着地の斜度変化、つまりフラットから斜面に向かうようなところで、軽くオーリーすると、そのキッカーでどれほどのスピードが必要になるかということが、だいたいわかります。

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(キッカーを横通りして、着地デコの部分、以上のイラストの赤点部分を使って、軽くオーリーするということです。)

あと肝心なのは、どれほどのスピードでそのキッカーの安全着地エリアに届くのか。
よーく、周りのうまいスノーボーダーを見て観察します。

ランディングのエリアのことをスイートスポットなんて呼びますが、そこまで届かずにフラットなところやデコに落ちると、思わず大転倒する可能性があります。
キッカーに入ったら、潔くスイートスポットに届くようにジャンプすること。そのためには、気持ちスピードがあったぐらいの方が、初心者ジャンパーさんにはいいでしょう。なぜなら、多くの人がビビってフラット落ちしがちだからです。

他に、このアプローチに関連するチェックポイントとしては、どこまでスピードチェックするか。つまり、減速動作をしてスピード調整して、どこからチョッカルか。
その点もチェックしておきましょう。

そして、もう1つ見てほしいのが、ランディングが荒れていないか。
特に春の時期は、ランディングのところだけ掘られてしまうようなケースが多いです。
そうしたところでは、せっかくうまく飛んでも、転んでしまうもの。
そんなキッカーは、パスしましょう。
良いランディング・エリアがあるキッカーだけ狙いましょう。

(3)決して、止まらない!

パークの中で一発一発のアイテムでやたらに止まる人がいます。
止まってお友達を待ちたいこともわかるけど、狭いパークでは大渋滞になる可能性も。
止まらずになるべく流してください。

待つ時には、コース脇で。決して、あとから飛ぶ人の邪魔にならない場所で。

そしてもし転んでしまったら、速やかに立ち上がるようにしましょう。
後ろから滑る人と衝突事故を起こす可能性がありますよ。

そして、ここが肝心。
パークは一人で入らない方がいいです。
例えば、いっしょに滑っている仲間が転んでしまって、その時に立つまでに時間が掛かるようなら、すぐにでもキッカーの上に行き、これから滑る人を止めてください。
手でバッテンのマークをしたり。
あとは、自分のボードを外して、キッカーの上に置いて、もう後から来る人が飛べないようにしましょう。

「そんなことしていいの?」と思うかもしれないけど、
いいんです!

そうしないと、これから飛ぶ人も、下で転倒で悪戦している仲間と衝突して、大参事になってしまうので。

ルールを守って。春のパーク、楽しみましょう!!

 

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