無理なら無理だよ

スノーボードを教えていると、「自分には無理です」という言葉を時々、聞くことがある。

「自分は転ぶと痛いので、ジブはやらないです」
「迂回コースは難しいので、行きたくないです」
「逆エッジを食らうのが嫌なので、スピンはやらなくてもいいです」
「コブは疲れるので行かないです」
「ハイクは嫌なので、パイプはしません」
「こんなキッカー、自分には無理です」

何かしらの理由を付けては無理という。

もうちょっとマシな例だけど、「大変です」ということを言う人も時々いる。

「これは~だから、大変です」
という言葉も、同じように頭から自分の可能性を否定している言葉にも聞こえるし、
面倒さに立ち向かう根性がないように聞こえる。

もし、自分の息子がそんなこと言ったら、間違いなく鉄拳だろう。
「ガキのクセして、自分のやれることをやりもしないのに勝手に決め付けるな!」と。

ここのところウィスラーツアーで、自分やゲストコーチを含めていろいろレッスンしたけど、みんないろいろチャレンジしてくれた。最後の日、アンドレ・ベノワが教えていてグラトリの動きはひじょうに難しかったけど、42歳のキャンパーも果敢にトライして感動させられた。そういう人たちの目は輝いているように見える。

だけど、「~だから無理です、~だから大変です」と言われたら、
「ああ、そうですか。無理と思うならあなたには無理ですよ」と思うしかないのである。

長い人生、自分の可能性を否定すべきものではない。
特に若い人!

どうしても「無理」と思うこともあるのも理解しているけど、なるべくなら食わず嫌いはやめときたい。