カッコ良さをパクる

まだまだシーズンまでは早いけど、近頃書店でスノーボード雑誌が並び始めた。仕事の関係で、自分の家には、SnowBoader誌が送られて来るのだけど、今月号ではメイン企画の山崎勇亀のハウツーがおもしろかった。勇亀くんは、こういったハウツーの滑りが本当にうまい、と思う。スタイルはあるし、お手本的なライディングをするし。オープン180なんかは、ヒールでなくトゥで抜くようだけど、シークエンスで見ると、6コマ目が好き。空中で懐を深く構えて、完全にこのエアーを自分のコントロール化に起き、ランディングに備えている。こういったシークエンスを見ていると、その場で試したくなる。そして、そのイメージが雪上で生きて来るのだ。

この時期まだ雪上に行くことはできないのだけど、みんなも雑誌を見ながら「これいいな」と思ったら、その場で思考錯誤でいいからイメージしてみるといいと思う。例えばオーリーなんかうまくできない人は、自分の気に入ったお手本ライダーのオーリーの姿を見て、1コマ1コマのポーズを確認して行くといいだろう。そうしたら、自分でも思ってもみなかったほどの「低い姿勢」や「手の振り方」など発見できたりすると思うのだ。

エアーに限らずターンでもいっしょ。最近はいろいろな雑誌が出ていて、どんなスタイルの滑りもあるわけだから、このライダーのこんなカッコいいこと真似したい、と思ったら素材は豊富にあるだろう。

あと、プロ・ライダーでもよくやっているのは、自分が憧れるプロ・ライダーのビデオを何度も見て、イメージ・トレーニングすること。「えっ、プロでも他のプロの参考にするの?」と思うかもしれないけど、海外のトップ・プロだって、他のライダーの良いところを参考にしている人は多いのだ。

スタイルうんぬんとかよく言われるけど、まず素直にカッコいいところをパクるのが基本だと思う。そこから、どんどんその技を磨いて行けば、自分のオリジナルティであるスタイルも確立して行くのだ。1日1回5分でもいいから、そんなカッコいいスタイルをパクる作業をしたら、シーズンインの時にずいぶん動きの調子が良くなるだろう。