シーズンはじめにやっておきたい!スノーボード・ブーツのウォーミングアップ

いよいよウインター・シーズンが間近となるとスノーボーダーにとってはソワソワしてしまう時期だけど、超大事なこと忘れていませんか?
それは、シーズンはじめにやっておきたい!スノーボード・ブーツのウォーミングアップです。

倉庫に仕舞っておいたブーツを当日、取り出して寒い雪上でいきなり使ってみたら、思っていた以上につま先がキツく感じたり、足のどこかが痛く感じるかもしれません。スノーボードのブーツは、様々なスノーボード・ギアの中でも最も大事と言われているけど、本来持っているブーツの優れたパフォーマンスを引き出すためには、事前に行うウォーミングアップが必要になります。

今回ご紹介するブーツをウォーミングアップされるハウツーは、新しいブーツを買った時にも使えるテクニックなので、ぜひご参考にしてみてください。

STEP 1 まずはともかく温める

倉庫に入れっぱなしにしておいたブーツは、シーズン終了時に使っていた状態よりも、インナーがしっかりと乾くことでやや膨張していることがあります。そのまま使えば、シーズンイン初日で思っていた以上にキツく感じる可能性があります。
そこで、まずはともかくブーツを温めましょう。

温める時間は、できれば24時間以上。スノーボード・トリップに行く一週間ほど前から出して来て、いつも自分の目の届く場所においといてもいいと思います。
ブーツを温めることで、より足に馴染みます。

STEP 2 履いてみてキツさ痛さをチェック!

ブーツを温めたら、今度はともかく履いてみましょう。ブーツの紐は、より足にプレッシャーが掛かるように、容赦なくキツく締めてみましょう。
そしてブーツを履いたら、スノーボードをするような姿勢を作ったり。ビンディングを締める時のように座ってみたり。
雪上で行う動きを想像しながら、ブーツを履き続けてみてください。

しばらく履いてみて、「どのへんにプレッシャーが掛かるのか?」チェック!痛いところがあったら、その箇所を把握するようにしましょう。
それを踏まえた上で、次のステップ3に行きましょう。

STEP 3 痛い箇所をインナーだけを付けた状態で調べる

今度はインナーだけを履いた状態で、足をさすりながら痛い箇所をより詳しく探してみましょう。

個人差はあると思いますが、踝(くるぶし)が当たって痛さを感じる人はいると思います。
ある程度、使用されているブーツならこの部分のインナーがアウターと強く当たったり摩擦されることで、すり減っているかもしれません。

また、足の甲の骨が出っ張っているところが痛い人もいるでしょう。

もしかしたら、左右で痛さの度合いは変わっているかもしれませんが、こうした痛い箇所を徹底的に調べてみてください。

STEP 4 ドライヤーで温める

もしどこか当たって痛い箇所があったら、そこのインナー部分を温めてみましょう。

気休めかもしれませんが、多少は痛さを軽減できるかな(!?)と思います。
温めた後にブーツを履いてみると、痛かった部分が柔らかくなり、いくらか解決しているかもしれません。
滑る1週間ほど前に一度行っておき、また前日など直前にさらに行うことで痛みが軽減する可能性もあります。

ただ、根本的に凄く足が痛い人は、このようなことでは解決しないので、他の方法を考えるしかありません。

1)新しいブーツを買う(※メーカーを替えることで、痛かった部分が軽減される場合もあります)
2)新しいインナーだけを買う(※インナーだけを購入できるメーカーも一部あります)
3)自分の足型に成形できるディーラックスなどのブーツを買う

など。

STEP 5 つま先にキツさを感じたらソックスをかぶせてみる

シーズン終了の時には、それほど気にならなかったつま先が痛いというケースもあるかと思います。
そんな時は、インナーを広げるために、つま先の部分だけにソックスをかぶせて、それからブーツを履いてみましょう。

もう捨ててもいいようなソックスを見つけて来て、あるいは100円ショップの安いソックスを買って、そのつま先部分だけを切って、使用するスノーボード用ソックスにかぶせます。
それから、ブーツを履いてみるのです。

しばらく履いていた後に、つま先部分のソックスを外せば、多少のゆとりを感じられると思います。
このかぶせるソックスは、厚いほど効果が高いので、そのへんのキツさは各自の状況で調整してみてください。

STEP 6 ひたすら事前にブーツを履いておく

あとは、ともかく滑りに行く前に、家の中でもどこでもブーツを履き続けるようにしましょう。今回紹介して来た6つの方法の中でも一番大切なことかもしれません。


それこそ、料理をしている間に履いてもいいし、家の中にマットを敷いて、そこで板を付けてジブ練習などするのもいいでしょう。
ともかく、ゲレンデに出る前に、事前に履いておくことで、ブーツは馴染み使いやすくなるでしょう。

先にも伝えましたが、この方法は新しいブーツを買った時にも応用できます。
楽しい初滑りをするためにも、ぜひ試してみてください。きっとより調子良いライディングができると思います。

●関連リンク
スノーボード初心者のためのブーツ選び(※初心者でない方も必見!)
https://dmksnowboard.com/how-to-choose-snowboard-boots/

飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴35シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWingでは、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、レッスンも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。2016-17シーズン、ウィスラーのインストラクターMVPを獲得!!
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