
Burtonが最近アップし続けている、ギアに関する最新のハウツー動画。
今回もマーク・ソラーズがプロ目線で、わかりやすく解説している。
実際の映像とあわせて以下の解説文を読むと、彼の伝えたいことがよりクリアに伝わってくるはずだ。それでは、早速、チェックしてみよう!
どうも、Burtonの長年のプロライダー、マーク・ソラーズです。長くやってきて分かったのは、ボードのメンテナンスって実はそんなに難しくない。でも、その手間にはしっかり見合ったリターンがある。今回は、ワックスのかけ方からエッジの手入れ、ベースリペアまで、僕が普段やってる手順を全部紹介するよ。
ワックスが必要なサイン
滑りが悪い、ベースが白く乾燥している、毛羽立って見える——そんなときは、ワックスが切れてる証拠。特に寒すぎる日や暑すぎる日は影響が大きい。緊急時はラブオンタイプのワックスで応急処置できるけど、本格的に直すならホットワックス一択。
ホットワックスの基本
ホットワックスの基本は、ホットアイロンでワックスを垂らして、冷ましてからスクレープするシンプルな流れ。プロレベルの「ホットボックス」なんて方法もあるけど、一般的には年に1回プロに任せる程度でOK。今回は、家庭でできるしっかりとしたワックスのかけ方を紹介。
準備と手順
- ボードは温めておくこと。冷えた状態ではNG。
- ビンディングは外しておこう。ベース全体の温度が均一になるから。
- ベースクリーナーで表面の汚れを落とす。これをやらないとワックスがうまく浸透しない。
ワックスは「垂らす」か「擦りつける」か、どちらでもOK。擦る方がワックスの消費量は少なくて済む。重要なのは、ノーズからテールまでエッジの端までしっかりと塗ること。
塗ったら、アイロンでくるくるとベースに広げていく。ベースがほんのり温まってきて、ワックスが吸収されるのが見えるはず。全体に広げたら、20分ほど冷却。
スクレープ&ブラッシング
スクレープはノーズからテールへ、滑る方向に向かって長く、一定の圧で。余分なワックスをしっかり取り除くのがポイント。最後にブラシで仕上げて、ベースに細かいストラクチャーをつけておくと走りがよくなる。
ベース素材によって違うメンテ頻度
- 押出し成型ベース(extruded):低メンテで扱いやすい。速度は控えめ。
- シンタードベース(sintered)やWFOベース:高性能だけど、ワックスの持ちが悪く、こまめな手入れが必要。
エッジの調整とケア
ライディングスタイルによってエッジの仕上げ方も変わる。
- パークライダーには鋭すぎないエッジがベター。
- アイスバーンやパイプには、しっかりシャープなエッジが必要。
滑り終わったら、ボードを軽く拭いてサビを防ごう。もしサビが出たら、スコッチブライトで軽く落とす。
バリ(引っかかり)ができたら、ファイルスティックで軽く均して滑走面と馴染ませること。削りすぎはNG。
エッジのシャープニング方法
- ファイルガイドで角度をキープしつつ、一方向に長く削る。
- 音の変化や引っかかる感触がある場所は、状態が悪いサイン。
- アイスバーンや硬いバーンを滑る人は、頻繁にチェック&研磨を。
軽度なベースリペア
コアが見えていなければ、基本的な傷は自分で修理可能。
- 汚れと古いワックスをしっかり除去。
- PEXキャンドルで穴を埋め、冷えたら金属スクレーパーで表面を均す。
ただし、コアやエッジが露出している場合はプロに任せよう。
季節・コンディションに応じたチューン
1月と3月では雪の状態が全く違う。チューンも当然変わる。
- 寒い日は低温用ワックス、暖かい日は高温用ワックス。
- エッジにだけ硬めのワックスを使うと、より長持ちする。
- 春は中央を柔らかいワックス、エッジにオールテンパーという組み合わせもおすすめ。
まとめ
ここまでやれば、自分のボードをしっかりチューンして、最高のパフォーマンスを引き出せるはず。質問があればいつでも聞いて。次のライドも最高の1本になりますように!
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