【フサキ日記】ウィスラーの地図の見方 グリーン、ブルーブラックの意味とは?

朝の通勤のためにウィスラーのゴンドラでアルパインに向かうと、時々、キッズのスキースクールといっしょになることがあります。
ゴンドラは8人乗りで、一人で上がる自分は、ちょうどキッズ・スクールの先生入れて7人に合体されて上がるというわけです。
子供たちとイントトラクターとの会話を聞きながら上がると、小さい子供たちの声というのは何ともピースフルでリラックスできるものです。

そんな子供の一人が、おもしろい質問をしました。

「なんで、初心者コースがグリーンで、中級者がグリーン、そして上級者になるとブラックでダイヤモンドになっちゃうの?」

で、イントラ先生は、答えます。

「だって、あなたはもうグリーンで初心者で、ブルーが中級者ってわかっているじゃない?ねっ、そういうふうに決まっていて、みんなわかっているのよ。」

うーん、この回答、良くないでしょ。僕は内心思って黙っていました。

すると、イントラ先生、この回答にご不満顔のキッズにためにこんなことも伝えました。

「色彩が見えない人は、形でわかるようになっているのよ。グリーンは●でしょ。ブルーは■、ブラックは◆で、超上級者は◆◆(ダブルブラックダイヤモンド)なのよ。」

なるほど、これは良い回答ですね。僕は、形まで考えていなかったので、ためになる情報でした。

だけど、まだ自分のモヤモヤは晴れません。
だって、初心者が、グリーンでなくイエローだっていいし、上級者がブラックでなくホワイトだっていいでしょ?
なんで、その色に決めたのだろ?確かに世界的には初心者がグリーンみたいなものはあるけど。日本の若葉マークしたって、グリーンが入っているし。でも、ヨーロッパでは、初心者はグリーン、中級者はブルー、上級者はレッドになっているところもあるそうだ。

なぜだ?と考えつつ地図を見てみました。

すると、あることがわかりました!

スキー場の地図というのは、実際の雪山を表現するかのように、雪山を白、木の部分をブラックに近いカラーで表現している。また、尾根の影などを表現するのに、青も使っている。

上級者、超上級者であるエリアは頂上エリアで、そこはホワイトが多い。
ここにブラックでなくホワイトのダイヤモンドでは見え難いのだ。よって、ブラックとなったのだろう。

この地図上で目立たせたいリフトのカラーは、レッドで表現されている。
ということで、上級者コースのレッドは使い難くなる。
そこで、上級者はシングルのダイヤモンド、超上級者をダブルブラックダイヤモンドとしたのだろう。

初心者は、世界的にもグリーンで表現されることが多いので、明るめの黄緑で表現。
これで、木の濃い緑(黒に近い)に遠ざかることができた。
さらに迂回コースは、イエローのハイライトを付けることで、よりそのことを表現している。

残る中級者は、水色(ブルー)で表現して全体カラーのバランスを取ったのかもしれない。
結果、このウィスラーの地図はわかりやすいものになっている。

日本のスキー場の地図では、リフトをブルーで表現し、コースをレッドで表現したりなど、このようなカラー表現をしているところはあまりないようだが、ざっとググったところ、世界的にもウィスラーと同じようなカラーを使っている傾向がわかる。

小さな子供の素朴な質問で、これまで考えたこともなかった地図のカラーなど考えることができました!
子供って凄いね。

ちなみに、ウィスラーの地図の表現方法は、世界中のどこのスキー場よりも簡単めに表現されていると言われている。
例えば、初心者コースと言えでも、日本では中級者コースのようなところであったり、中級者コースであっても他のスキー場なら上級者と呼ぶにふさわしいと。
代表的なところで、ウィスラーのピークのサドルというコース。
そこは、世界でも最も難しい中級者コースと言われている。

ご参考までに。