遂に発見!バートンのESTビンディングのトゥストラップの交換方法

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文:fusakidmk

遂に発見!バートンのESTビンディングのトゥストラップの交換方法を見つけるストーリー。

先日、山に上がったらバートンのトゥストラップが折れていることに気づき、交換することになりました。
ウィスラーでは、山のアルパイン付近エリアにも幸いにもチューンステーションのようなところがあります。
そこにトゥストラップの交換品もある場合があるので、訪れてみました。

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行ってみると実際にはまったく同じものがなかったのですが、似たようなものがあったので、ともかくトゥストラップとラチェット交換で対応しようということになりました。
ところが、このトゥストラップがなかなか外れません。まずはボードからビンディングを外し、このトゥストラップを下に押すようにすると外れるようなのですが…。硬くて硬くてうんともすんとも言わないのです。
そのチューンステーションのお兄さんが「僕では無理なので、あなたがやってみて」と言われ、私もトライしました。
しかし、全然ダメな感じ。多少、押せたようにも感じましたが。

「仕方ないなあ。今日はガムテープを巻いて対応しましょう。それであとでショーケース(※ウィスラーのショップ)に持って行ってみてください」
と言われました。

ちょうどこの日は、中級レベルのような生徒さんをレッスンする日だったので、それほどトゥストラップを締めずに、事なき得ましたが…。

一日のレッスンが終わり、早速、ショーケースに行きました。
店員さん見るなり「いやあ、こいつか」みたいな顔。
「これ、メチャクチャ力がいるんだよ。ストラップあげるから、あなたが家に帰ってやってみる?」
と聞かれましたが、「いやいや若いあなたが無理なら、私なんて到底無理ですよ。なんとかならない?」
と伝えました。

すると、その店員のお兄さん何度かトライするもダメなようで、同じ職場のスタッフに任せることになったのです。
そのスタッフが、相当に力持ちのようで外してくれました。

そして、遂に交換することになったのです。

「それにしても、これ固過ぎだよ。バートンのマニファクチャーのミステイクだね。作り直してほしいもんだよ」
とスタッフの方はブツクサ言いながら、交換作業してくれました。

「だけど、天下のバートンだよ。まさか、本当にこんなに大変な交換になるのだろうか。何か別に良い方法がありそうなもんだけど」

と、私は言いました。
すると、スタッフは「いやいや、絶対に作り直してほしいもんだよ。これ、ESTバインだけの問題で。Re:Flexは大丈夫だから」

ああ、そう言えば、自分も以前はRe:Flexだったことを思い出しました。その時の交換は、本当に楽でした。だけど昨シーズンからボードのフレックスの特性がより活かせるだろう、ということでESTビンディングを使い始めたのです。
そして2シーズン目に入った、先日、折れてしまいました。

絶対に何か良い方法があるハズだということで、同僚のタカチャンマンに聞きました。彼も10年以上バートンの愛好者で、ESTビンディングを使用しています。きっと良い方法を知っているハズだと。
するとタカチャンマン、突拍子もない方法を説明し始めました。
「まずは、強力なハサミなどで根本を切ります。その時、できる限り根本を狙って切ってください。その切り口にマイナスのドライバーを当てて、ハンマーでカコーン!って外すのです」

荒治療だなー!!!
正直、「えー!」と思いましたよ。
天下のバートンさんが、こんな交換方法は絶対に推薦しないでしょ!

それでは、世界中のバートン愛好者、ESTビンディングを使用者は、どのような交換をしているのだろうか?
不思議でしょうがありません。何かもっと手立てがあるハズだと…。

そこで私は、バートンの関係者などに聞き込み調査を開始しました。
すると、「これはなかなかの明確な回答だな」と教えてくれた人が現れました。長年バートン製品を売っている実績あるショップ、HEAVEN STORE.オーナーの中本健太郎さんです。

「これ力技しか、ないんですが…。
押して少し下の部分が出たらペンチでつまんで引っ張るのがコツっす(笑)」

なるほど!たしかに少しの部分を出すまでは、頑張れそう。
実際、あの日、自分もグローブを付けながら押してみて、少し出せたように思うし。あとは、ペンチでつまんで引っ張れば良かったんだな!と思いました。

これで解決したな、と思い安心していたところ、同じく質問していた橋本ミッチャンから連絡が入りました。彼女は、アマチュア時代から応援して来たライダーで、その後、パイプでぶっ飛ぶ力を備えオリンピアンとしても輝いた元バートンのライダー。KIRARA CAMP(キララキャンプのファウンダーとしてもお馴染みです。現在もバートンのギアを使用していて、リグレット関連(バートンのキッズ用品)の活動にも携わっています。そんなミッチャンですが、「このストラップ変えたことがないので、Burton軽井沢でさくっと聞いてみますね」と、わざわざショップまで聞きて行ってくれました。(※ミッチャンは軽井沢プリンススキー場でスクール、名称:ライオンスノーボードスクールも運営しています)
そして、以下のような動画を送ってくれたのです。

道具は必要ないようですが、やはり外すのは大変。
そして、ESTバインのトゥストラップは、なんと丸いパーツ取ると上から抜ける仕様だったそうです!(笑)

ということで、バートンのトゥストラップがやたらに交換が難しいと思った方は、ぜひトライしてみてください。
また、その他にもっと良い方法が知っている方いましたら、ぜひ教えてくださいね。

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