
長く使ったスノーボードは、ステッカーが色あせたり端がめくれてきたりしますよね。そんな時は、気分転換も兼ねてステッカーを貼り替えると、ボードがぐっと新鮮に見えるようになります。今回は、古いステッカーの剥がし方から、新しいステッカーをキレイに貼るまでの流れをご紹介します。
昨シーズンに100日以上使用したエンデバーのパイオニアですが、今季もこのボードに頑張ってもらうつもりです。せめてステッカーだけでも新しくして、見た目を少し良くしてあげようと思いました。
■ 古いステッカーの剥がし方

古いステッカーは、いきなり引っ張って剥がそうとせず、まずドライヤーで温めるのがコツです。
温めることで粘着が柔らかくなり、かなり剥がしやすくなります。

剥がしてみると、ステッカーの跡が少し残っていたので、濡れた雑巾で拭いてキレイにしました。ベタつきが強い場合は、アルコールシートを使うとよりスッキリします。
■ 新しいステッカーを貼る準備
新しいステッカーを貼る前に、ボードの表面が乾いているか、ホコリがついていないかを確認します。ここが整っていないと気泡が入りやすくなるので、意外と大事なポイントです。
今回貼るのはダイカットタイプのステッカーです。細かい部分が多いので、ゆっくり慎重に台紙から剥がしていきます。まずは透明フィルム側にすべてのパーツが残るように注意します。

■ 位置を決めて貼り付け
次に、どこに貼るか位置を決めます。軽く貼るイメージで合わせてみて、しっくりくる場所を探しましょう。
場所が決まったら、ステッカーの上から手でしっかりこすり、ボードに密着させます。

■ 仕上げ:気泡の処理
貼り終わった後、どうしても小さな気泡が入ってしまうことがあります。そんな時はカッターの刃先や針を使って、ほんの小さな穴を開けて空気を逃がします。
穴はほとんど見えないくらいの大きさで大丈夫です。指で軽くこすれば、気泡がキレイになじんで完成です。

ステッカーを貼り替えるだけで、いつものボードがまるで新しいギアのような気分になります。シーズン前のちょっとしたリフレッシュとしてもおすすめです。ぜひ参考にしてみてください!

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そんな方がいたら、とても嬉しいです。
実は、このステッカーは来年の春ごろに、数量限定でDMK STOREで販売する予定です。
もし気になる方がいましたら、ぜひそのタイミングでチェックしてみてください。

飯田房貴(いいだ・ふさき) プロフィール
@fusakidmk
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴は40シーズンを超え、約20年にわたり雑誌、ビデオ、ウェブなどを通じてハウツー記事の発信に取り組んできた。
1990年代を代表するスノーボード専門誌『SNOWing』では、「ハウツー天使」というコラムを執筆。季刊誌という発行ペースの中で100回以上の連載を達成し、金字塔を打ち立てた。『SnowBoarder』誌でも初期からハウツーコーナーを担当し、中でも読者へのアドバイスコーナー「ドクタービーバー」は大人気となった。
自身が監修・出演したハウツービデオやハウツー本も大ヒットし、1990年代のスノーボードブームを支える存在となった。
現在はカナダ・ウィスラーを拠点に、インストラクターとして世界中の人にスノーボードの魅力を伝え続けている。
著書に『スノーボード入門 スノーボード歴35年 1万2000人以上の初心者をレッスンしてきたカリスマ・イントラの最新SB技術書』、『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING』がある。

