スノーボード・ウェアの選び方は機能面以上にファッション面を考慮!あなたの「着たい!」気持ちを優先しよう

スノーボードのウェアを選ぶことは、様々なスノボ関連グッズ選びの中でも、最も楽しいことではないでしょうか?
何しろ雪上に出て最も目立つのがウェアです!普段、着慣れないウェアを身にまとうことで、まるで違った人格が現れるような気分にもなります。
おそらく、スノーボードをはじめてする初心者は、ウェアを着るだけでもテンションが上がることでしょう!ウェアを試しに着たら、きっと「早くゲレンデに行きたい!!」という気持ちになると思います。

しかし、実際にスノボ・ウェアを購入する時には、本当にたくさんの種類があって迷ってしまいます。
何を基準にして選べばいいのでしょうか?
ネットで検索しても、様々な考え方があり、悩みはなかなか解決しません…。

そこで、30年以上スノーボードをやって来て、これまでショップ店員やスノボ・インストラクターも経験して来た僕が、ウェアの選び方をわかりやすく伝えたいと思います。ちなみに僕は、ここで紹介しているカナダの老舗ウェア・ブランド、Westbeachの国内代理店でも仕事をしています。最後にWestbeachの魅力も伝えますので、ぜひご購入の際にあなたのご検討の仲間に入れてください。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: wear-cover-1024x683.jpg

ウェア選びで大切なことは、着た時にあなたの気分が上昇するかどうか。

これまでウェア選びで伝えられた来た耐水圧、透湿性という機能面が、実際のスノーボード・シーンで及ぼす影響力まで説明し、なぜ、僕が機能面よりも、あなたの「着たい!」という気持ちを優先にする、ファッション面から考慮するべきか、お伝えしましょう。


ウェアはあなたの「着たい!」気持ちを優先 機能面ではなくファッション面から考えるべき理由

結論から言うと、スノーボードのウェアはあなたが「着たい!」という気持ちを優先させて、ファッション面から選ぶと良いでしょう。もし、そのウェアの機能面が劣るような安いものでも大丈夫です。

「えっ、防水性は高い方がいいよね?」「耐水圧、透湿性は高い数値があるといいと聞いたけど、どうなの?」

はい、その質問に関する答えをこれから説明していきます。

まず、スノボ・ウェアに必要とされる耐水圧透湿性は、2021年、現在、販売されている製品すべて雪上で必要とされる数値をクリアしています!

耐水圧10,000mmに満たないウェアは、良くないと聞くけど、耐水圧10,000mm未満のウェアって見たことありますか?
透湿性は、5,000gないと辛いと言うけど、実際にそんなウェア売られていますか?

試しに今、ネットで「スノーボード ウェア」を検索してくれれば、一目瞭然!もう、そんなウェア世の中で売られていないのです。
例外的に、アウターウェアの中に着る、あるいは温かい春に外側に着ることもできるソフトシェル・ジャケットに関しては、この数値に届かないことが多いです。しかし、あくまでも普通に売られているアウターウェアは、今やどんなに安いネット・ブランドでも最低限の機能数値はクリアしているのです。

(冬はミッドレイヤーで使用され、春にはアウターとしても使用されるソフトシェル・ジャケット)

それなら、なぜメーカーは高い耐水圧、透湿性の数値を誇るのでしょうか?

それは、高い数値は販売促進につながるからです。
例えば、カメラの画素数にしても、高い数字の方がクオリティが高く感じるし、良い製品だと思いませんか?
だけど、実際に撮影してみれば、多くの人はiPhoneのようなカメラ機能で満足します。わざわざ一眼レフのような良いカメラでなくても多くの人は、スマートフォンの画質に満足します。
カメラに限らず、どんな分野のどんな製品でも、もはやユーザーの求める機能の遥か先のクオリティーを求める傾向があるのです。なぜなら、そうして機能面での優れた点を伝えることができなければ、モノは売れ難いからです。

スノーボードのウェアだって同じです。バックカントリーのような過酷な状況に行く人ならともかく、数十分以内にいつでもレストハウスに休憩できるスキー場内で滑る分には、それほど高い機能ウェアはいらないのです。

だから、僕はGORE-TEX(ゴアテックス)にしても、その他、優れた生地のウェアは、多くの一般的にユーザーが求める以上の商品だと思います。

実際にGORE-TEXのウェアは、防水性も高く優れた商品です。
また、GORE-TEX採用したメーカーは、信頼もあり優れたウェアを作る意欲あるカンパニーでもあります。そういった意味では、高い買い物も安心感につながるでしょう。

しかし、GORE-TEXレベルになると、かなり価格はかなりアップする覚悟も必要です。
本当に有名な良いブランドのGORE-TEXのウェアになると、6万円とか7万円れべるのようなものがあります。

僕が住むカナダには、​ARC’TERYX(アークテリクス)という高級なアウトウェア・ブランドがあるのですが、そこのジャケットは10万円近くするものもあります。この価格の高さには驚くばかりですが、この感覚は高級車や高級腕時計を買う感覚と同じではないでしょうか。
本来なら大衆車で全然ことは足りるわけですが、世の中には「高級」なものを求める人もいます。
もちろんあなたにある程度、お金に余裕があり、少しでもそうしたものを求める気持ちがあるなら、そのチョイスも否定しません。
むしろ、ウェアを販売している僕の立場からしても、できる限り高いウェアを買ってほしいです(笑)。

ですが、これからスノーボードをはじめる初心者の方、あるいは初めてスノーボードのウェアを買う人なら、そこまでの高いウェアを選ぶことはないと思います。

あくまでも大事な点は、機能面に左右されずに、自分が「着たい!」という気持ちを優先し、ファッション面で満足できるウェアを買うべきでしょう。

ちなみにスノーボードのハード・グッズ、ボードやビンディング、ブーツなどは、ぜひ機能面を考慮してください。特にスノーボードのブーツは、最もパーソナルな大事なアイテムですから。だけど、ウェアにそこまでの機能を求めるのは、どうかな?と思うのです。

耐水圧10,000mmという数値は大雨の中でも濡れないレインコートを着ているということ

ここまで聞いても、まだ高水準の耐水圧のウエア。つまり防水性が高いウェアをほしがる人もいると思います。
その気持ち、わかります。
具体的にその数値が、どれだけの効力を発揮するのかわかなければ、そもそも選ぶ指標になり得ません。
そこで、よく一般的なスノーボード・ウェアで多い耐水圧10,000mmという数値について、説明しましょう。

耐水圧10,000mmというのは、ウェア生地の上に1cm四方の柱を立てて、その柱の中に水を入れて10メートル(10,000mm)までの高さに入れた水の水圧に耐えられるということです。
耐えられるということは、そういう状況においてもそのウェアを着ていれば濡れずに快適に過ごせるということになります。

耐水圧の目安は、一般的には以下のようになっています。

20,000mm: 嵐
10,000mm: 大雨
2,000mm: 中雨
300mm: 小雨

基本的には、10,000mmのような大雨の日でも、耐えうるウェアということになります。
ただし、耐水圧は人の動作にも左右されます。
例えば、体重75kgの人が濡れた場所に座った時にお尻に掛かる圧力は約2,000mm、濡れた場所へヒザを付けている時の圧力は約11,000mmと言われています。(以下、ユニネクマガジンのページを参照:https://www.uniformnext.com/blog/archives/7949

例えば、スノーボーダーの場合、よくヒザを付くようなことがあります。そんな時には、圧力が約11,000mm掛かるということです。
つまり状況化によっては、10,000mmはやや弱い印象もありますが、当然、大雨よりも大雪は濡れないので、耐水圧10,000mmというのは、ウェアとしては十分な数値ということも理解できます。

透湿性5000gは優秀過ぎる数値!

ウェア選びのもう1つの指標クオリティとなっている透湿性の数値も、紹介していきましょう。

透湿性とは、ウェア内の汗を外に出す度合いのことを指します。激しいスノーボードのライディングをすると、ウェア内で汗を掻きますが、そうした湿気を外に出してくれる力が、スノーボード専用ウェアにはあります。
具体的には、透湿性とは24時間に何グラムの水分を外に出すのか、ということを数値で表しています

現在売られているウェアの透湿性5000gは果たして、どんな数値を意味するのでしょうか?

こちらも先にリンク紹介したユニネクマガジンの掲載を参考にさせてもらいました。

大人の安静時で1時間あたり:約50g(24時間で約1,200g)
軽い運動で1時間あたり:約500g(24時間で約12,000g)
ランニングなどの激しい運動で1時間あたり:約1,000g(24時間で約24,000g)

激しい運動で1時間あたり約1,000g。つまり、透湿性5,000gというのは、5時間ぶっ通しで走って汗を掻いた時にも対応するという数値なのです。一般のスノーボーダーには、「もう、これ以上いらないよ!」という感じですね。

だけど、メーカーはやはり高い数値を誇りたいので、不必要なまでの(?)透湿性のウェアを作ります。
実際、バックカントリーに行ったり、一日中ハーフパイプをハイクアップする競技者のような人には、重宝するでしょう。だけど、今、この記事を読んでくださる、おそらく9割以上の人は透湿性5,000gあれば充分ではないでしょうか。

この透湿性を理解しても、今、売られているウェアがどれもが優れたものであるということがわかります。


最強のウェア素材でも弱体化する

それでもやはり高機能のウェアを求める人に、申し訳ないけどさらなる悲しい事実を伝えます。
どんなに高級なウェアを買っても、月日と共にその能力は下がってしまうということです。

僕は冬の間、イントトラクターという仕事で100日ほど山に上がるのですが、そこで支給されるウェアは高級なGORE-TEX素材で作られています。それでも、毎日使っていると、その耐水性能が落ちて来て、濡れて来てしまうんです。
特に雨の日は、最悪です。

ウィスラーは大きな山で、上のアルパイン・エリアでは雪でもレッスンを行う中間エリアは雨になる時があります。
そんな時は、高性能ジャケットと知られるAKやTHE NORTH FACEウェアでも濡れてしまいます。それこそ、パンツから雨が沁み込み、財布の中に入れっぱなしにしていたレシートの印刷が滲んでしまうほどです。

もう、このような雨の日は、ポンチョを着るのが一番!
ウィスラーでは、雨の日にリフト売り窓口のところで、透明ビニールのポンチョを配るサービスを行っています。だから、それをもらって、ウェアの上から着るのです。

ここまでくれば、もはやウェアのクオリティとかほぼ関係ないですね。
GORE-TEX素材なら、こうした状況でも濡れ難いと言いたいところですが、僕はスノーボードを30年以上やって来た実体験として、雨の日に古いウェアを着れば、どんなハイクオリティのものでも濡れてしまうものです。安くても新しいウェアなら、撥水性を発揮します。

また、これも実体験ですが、古くなったウェアでもきちんと正しく洗濯すれば、ある程度は耐水圧が回復します。古くなったウェアは、汚れが付着します。だから、汚れを洗濯で取ってあげて、しっかりと乾かせばある程度の撥水効果は復活するのものです。

あと防水スプレーという方法もありますが、やらないよりはマシ程度です。
一度しっかりと洗濯した方がより撥水効果は高いです。洗濯した上で、防水スプレーすることにより、ウェアのパフォーマンスは維持しやすくなります。

新しく買ったウェアは最高で90日まで着れる!?

そもそも新しく買ったウェアは、どれくらい持つものでしょうか?
それは、使用用途に委ねられるので、ズバリ何日というのは難しい回答です。とは言え、目安を考えたいと思います。

おそらく、買ってから50日くらい経つと、どんなウェアでもある程度の劣化が感じます。それが、GORE-TEXのような撥水性が高いウェアならもうちょっと頑張れるか、というところ。ともかく、それくらい日が経つと、ウェアの本来持っていた性能は下がるので、シーズンを通して20日~30日くらい山に行くヘビー・ユーザーさんは、シーズン終わりにクリーニング屋に出すといいでしょう。
ただ、クリーニング屋さんにウェアを出すと、結構な額、おそらく上下ウェア洗濯代で3000円~5000円の料金が掛かります。

だから、自分で洗濯した方がいいと思います。
ウェアを洗う時にの洗剤には、専用のNIKWAX(ニクワックス)というものがあります。この特別な洗剤は、耐久撥水加工生地の撥水性を落とすことなく、汚れだけを落とすと言われています。

だけど、僕はそんな専用の洗剤も使わらずに手洗いしています。
手洗いする時には、しっかりと濯(すす)ぎをするようにしましょう。洗剤をしっかりと落とせないと、そこから撥水性が失われることになりますので。

こうして、洗濯することで、改めて撥水性が高まり、あなたの買ったウェアは頑張って引っ張って90日間ほどは使用できるかな、と思います。
また、高いウェアを買えば、やはり専門のクリーニング屋さんに出したくて、よけいに出費しまうことになります。だから、それほど高いウェアは買わないで、より安くてカッコいいウェアを選んで、買い替え頻度を上げる方法をおすすめします。

ウェアを買い替えの周期

ところで、肝心のウェアの買い替えの周期はどれくらいでしょうか?

山に篭るようなヘビーユーザーさんで毎年買い替え。
スノーボードが大好きでシーズンで30日行くような人なら2シーズン。
それ以外の方なら、3シーズン~5シーズンほどで買い替え、というところではないでしょうか。

もちろん何度も言いますが、使い方にもよります。
春先のウェアが汚れやすい日は、劣化を早めます。ウェアを着ている時間が長くても、過酷な天気で使用しても、汗をたくさん掻いても、ウェアの寿命を短くすることになります。

ウェアを長持ちさせる工夫として、雨の日には、潔く100円ショップでポンチョを買いましょう。一日ちょっとダサい思いをすることで、あなたの大切なウェアのクオリティを保てますよ。


知って得するウェア選びの細かいポイント!

ここまではウェア選びで多くの人が気になる耐水圧、透湿性について説明して来ました。
どうせ、1~3シーズンで買い替えるウェアは、あまり品質にこだわらず、あなたがカッコいいと思うデザイン性があるウェアを選ぼうという提言です。つまり、機能面ではなくファッション面からウェアを選ぶということです。さらには値段は安くてもいいなじゃない?というアドバイスもしました。

ここからはさらに細かいところに目を向けるようにしましょう。

パウダーガードにもはや優位性はなし!

インターネットでウェアの選び方を検索していると、未だに「パウダーガードがあった方がいい」というような説明があります。
パウダーガードというのは、ジャケットの裾のところに、雪が入って来ないように施されているものです。(以下、写真参考)

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: pow-gard-1024x683.jpg


そこで、僕は疑問に思ったのは、そもそもパウダーガードがないウェアが、未だに売られているのだろうか?ということです。

それで、早速、検索したところ案の定、どんなに安いネット商品ブランドでも、パウダーガードはありました。
1万円で買える安価なジャケットでも、パウダーガードはあります。
またパウダーガード以外にも袖からの雪の潜入を防ぐ、ハンドゲーターなどもあります。
さらに、最近のパンツには、歩いた時に裾が地面に付かないようなアジャスターベルトも付いています。
当然、ベンチレーションもすべてのウェアにあると言っていい状況でしょう。
もう、安いウェアでも、至れり尽くせりで、雪山で使用していてもまったく文句の付けようがないクオリティなのです!

ネットブランドの弱点は雪山でかぶるショック!?

そもそもウェアには、きちんとしたメーカーが製作し、それをショップを通して販売するという方法と、ほぼ無名のメーカーがショップを通さず直接、ネットで販売する方法があります。

ネット・ブランドは、有名なブランドよりも安く購入できます。

主な海外有名ブランドと言うと、BURTON、VOLCOM、686、BILLABONG、BONFIRE、DC SHOES、HOLDENなどがあります。
これらのウェアは、世界中のスノーボーダーに着られています。
また、国内ブランドだと、REW、AA HARDWEARなどがあります。

他にも、たーくさんありますが、以上のようなブランドはショップでも販売していて、なんとなく安心感がありますね。

ネット・ブランドは、言葉は悪いけど、なんとなくこれらの有名なブランドのおいしいどこ取りと言った感じのデザインが多いです。
よく言えば、国内市場のトレンドをしっかりと捉えてデザインされています。ショップを通さずに、ユーザーに直接に販売します。

正直、僕の知る限り、普通にスノーボードするなら、ネット・ブランドはまったく問題なしです。むしろ、日本人の市場ニーズ(デザイン面&機能面)をしっかりとつかんだものが多いので、そういった部分でもオススメです。

だけど、唯一の弱点は、ゲレンデでかぶりやすいということです。
つまり、あなたと同じウェアを着た人が、雪山に現れやすいということです。
これは、なんとなくショックでもあります。

街中と違って、ゲレンデの姿、恰好というのは目立つものです。
せっかく買ったウェアが、他の人と同じだと複雑な気持ちになります。しかも、それが安いネット・ブランドだとなんとなくショックに輪を掛けるように思います。

このイメージをわかりやすく伝えるために、試しに「スノボ ツアー」などで検索してみてください。すると若い大学生のモデルさんのような人たちが、元気に両手を上げている集合写真がたくさん出て来ます。どれもこれも似たようなカラーの同じようなウェアばかりです。

あくまでも僕の個人的な見解ですが。

まあ、そういうことを気にしない人なら、ネット・ブランドは本当にクオリティも充分、デザイン性も充分の優れたウェアだと思います。
特にシーズンで、2回とか3回だけ行くような人なら、全然アリだと思います。

立体裁断フィットは1つの選択目安

高いウェアの防水性、撥水性の高さを挙がられますが、さらに深いところまで掘り下げると、立体裁断フィットということも挙げられます。

立体裁断フィットというのは、人間の骨格、動きに合わせて形を仕上げていることです。
もの凄く乱暴な表現かもしれませんが、例えばジャケットの写真を掲載している場合、立体裁断フィットの場合にはヒジから袖の部分に掛けて、ちょっと曲がっていたりします。逆にそうでないものは、真っすぐであったりします。(以下、イラスト例)

僕はウェアのメーカー代理店をしているので、そのへんはだいたい見たらわかるし、大抵の場合、立体裁断フィットのウェアの場合には値段が上がって来ます。

ただ、正直に話せば、実際に雪上に出てスノーボードをすれば、立体裁断フィットのことは、忘れてしまうと思います。そんなことを伝えてしまった、社長に叱られるかもしれないけど(笑)。だから、個人的には選ぶ目安にはならないのですが、実際に有名ブランドの多くの上のモデルほど、そういうデザイン傾向になっています。
「なぜ、こっちのウェアの方が高いのだろう?」と思った時、単に耐水圧、透湿性の数値だけでなく、そういうことも関連していることもあるので、一般ユーザーの方にとっては、知っておくと1つの選ぶ目安かな、と思います。

また、着た瞬間、立体裁断のジャケットは、しっくり感じもします。

ちなみに立体裁断フィットは、ジャケットだけでなくパンツもあります。
より、動きを求めるライダーには、良い選択かもしれませんね。

ヘルメットを覆う大きめのフードがあると便利

近年、どんどんヘルメットをかぶるスノーボーダーが増えていますが、雪の日のリフト待ちなどで、ジャケットのフードがヘルメットに対応していると便利だと思います。

おそらく、欧米のスノーボード・ウェアのメーカーでは、充分に考慮する点なので、ヘルメットかぶっていても問題ない大きめのフードにしていると思います。
Westbeachでは、5年ほど前までは、カタログにヘルメット対応という表示をしていました。

ですが、今ではヘルメットに対応しているのは、当たり前と考えているので、そのような表示をしなくなりました。
国内のウェアのメーカーはどうでしょうか?
そのへんのことを考慮していない場合、ヘルメットをかぶった時に、フードをかぶすことができなかったり、パツパツでなんとかかぶれたりという感じです。

細かい点かもしれませんが、考慮すべき点かな、と思います。

一般的な上下のカラーの合わせ方は異なるカラー

ここまでの説明で、おおよそのウェア選びのポイントというのが理解できたと思います。
そろそろ、より具体的なスタイルやカラーを選んでいきましょう。

まず、一般的なウェア上下の合わせ方ですが、異なるカラーを選びます。

以上のような上下の組み合わせは、良い見本!
上は、柄が入っていて、明るめのピンクっぽいカラーですね。
だけど、下はダーク目の単色のグリーンです。
このように、上下のカラーを変えれば、どんな人でもうまく決めることができると思います。
逆に上下を同じようなカラーにすると、主張が強めになります。

以上の組み合わせは、単色でないので、そこまで強めの主張ではないと思いますが、これが単色になって来ると、より目立って来ます。
このように上下を同じようなカラーにすると、ライダーさんのような印象を与えます。
一般的には、ちょっと勇気のある選択になるのかな、と思います。

パンツのブラックは万能!

ところで、パンツの色で最も世に出回っているカラーは何だと思いますか?
それは、おそらくブラックです。

なぜなら、ブラックのパンツはどんな上のカラーも合わす力があるからです。だから、もしあなたがこれからウェアを買う時には、まずはブラックのパンツを考え、それから好きな柄で好きなカラーのジャケットを選ぶのも良い方法でしょう。

流行のウェアが着たい!21-22シーズンに向けてトレンド傾向

日々、世界から配信される横乗り業界誌にも目を通していますが、全体的に世界のトレンドに変わりはあまりなく、昨年と同じような傾向になっているように感じます。やはりコロナの影響が大きく、業界全体では商品を余らせるのではなく、引き続き良質なウェアを売っていこう!という気運か、と思います。実際、最新トレンドの記事には、サステナビリティ(持続可能性)というワードがよく見かけます。

そこで、昨年からの流行を追いつつ、今季来そうな新しい流れもお伝えしましょう。
「流行のウェアが着たい!」というあなたのご要望に向けて、アドバイスしていきます。

引き続きビブパンンツ!

近年人気が高いビブパンツは、引き続き人気が継続するでしょう。
ビブパンツは、胸当てとサスペンダーがついたオーバーオールタイプのパンツ。
正直、ビブパンツは履いたりするのがちょっとだけ面倒だったり、トイレに行く時にも手間取ってしまいそうですね。
だけど、それ以外の欠点は見当たらないほど、優れたスノーボード用のパンツだと思います。
なぜなら、胸までカバーするパンツは、雪が入って来ないし温かい。何よりオシャレ!

春先には、ビブパンにフーディー(パーカー)とか合わせてもカッコよく、このようなファッションは、インスタ映えもしそうですね。
ジャケット類を変えてしまえば、ずいぶん印象も変わるので、ビブパンツが長く使えそうなウェアです!
僕も今季は、ビブパンかな、なんて考えています。

女の子でもダボダボファッション

特に海外の若い女性で、ダボダボなファッションが流行して来ました。これは、おそらく世界的なスケートボードのブームも影響しているように思います。彼女たちは、平気で二回り上くらいのサイズを着るし、男性用のダボっした服を着こなします。
その影響もあり、スノーボードのウェアでも、もはや男性用女性用関係なく着こなすというトレンドです。

おそらく、まだ国内においては、いわゆるこれまで通りの細見のパンツなどが引き続き売れていくように思います。
見るからに「女性用ジャケット」というものも一般層には支持されるでしょう。
だけど、ファッションにちょっとうるさく、新しいスノーボード・ファッションを求める層は、ユニセックスなウェアを求めていくことでしょう。
女性が、大きなサイズ感のウェアを着ると、身体が小さく見えて、とってもキュート!

環境にやさしいリサイクル素材はあたり前!?

近年、スノーボードのメーカーは、地球環境を考えリサイクル素材のウェアを積極的に作っています。
まだ国内においては、そうした流れは弱いですが、特に欧米ではこうした環境への意識が高く、メーカーとしてもこうしたユーザーのニーズに応えるように、ペットボトルで作られた生地のウェア作りに励んでいます。
特に登山系でもあるメーカー、パトゴニアなど熱心な取り組みで、スノーボードのカンパニーでもBurtonやQuiksilverなども環境を考えた製品作りを積極的に行っています。特に大手ブランドほど、ある意味、ユーザーから目立つ存在なので、そうせざる得ないという状況も生まれています。

実際、僕もこうしたリサイクル生地のウェアを着ていますが、驚くべきほど撥水性能が高く、最近の技術開発には驚くべきばかりです。
あなたも、もしよかったらそういうペットボトルでできたようなウェア選びを検討してみてください。

以下の動画は、ペットボトルからウェアの生地を作る工場の様子を紹介したものです。

最後にちょっと宣伝させてください。
僕が代理店業務を行っているWesbeachのウェアは、以下のBEEFIVEページで購入できます。
代理店の公式ウェブショップなので、万が一の不良による返品などにもすぐに対応します。
Westbeach | FIELDGATE (theshop.jp)

WESTBEACH BRAND STORY
カナダ・バンクーバー生まれの老舗ウェア・ブランド。1980~90年代に革新的なデザインで圧倒的な人気を誇りスノーボード界を席巻。バギーパンツやネルシャツ風ウェアのブームのけん引役は今でも語り草となっている。一時、停滞期間があったが、2010-11シーズンに 日本に再上陸を果たすや、再び人気が広がった。近年、最も上昇ブランドながら、製作数は絞り込んであり、そのビンテージ感はさらにその人気の拍車を掛けている。
カナディアン・ライダーたちが最も敬愛するワン・オブ・ザ、スノーボードのブランド。

WESTBEACH 21-22 最新デジタルカタログ

WESTBEACH 2021-2022 by FIELD GATE – issuu


●関連記事
WESTBEACHウェアがグローバルスタンダードのリサイクル素材に挑戦!
https://dmksnowboard.com/westbeach-recycled/

記事を書いた人・飯田房貴
1968年生まれ。東京都出身、カナダ・ウィスラー在住。
シーズン中は、ウィスラーでスノーボードのインストラクターをし、年間を通して『DMKsnowboard.com』の運営、Westbeach、Sandbox等の海外ブランドの代理店業務を行っている。日本で最大規模となるスノーボードクラブ、『DMK CLUB』の発起人。所属は、株式会社フィールドゲート(本社・東京千代田区)。
90年代の専門誌全盛期時代には、年間100ページ・ペースでライター、写真撮影に携わりコンテンツを製作。幅広いスノーボード業務と知識を活かして、これまでにも多くのスノーボード関連コラムを執筆。最新執筆書『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING
今でもシーズンを通して、100日以上山に上がり、スノーボード歴は35年。