スノーボードに行った時にiPhoneをなくさないための方法は?万が一なくした時の対応、iPhoneをスキー場に持って行く時の注意点まとめ

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私は普段、ウィスラーでスノーボードのインストラクターをしていて、年間100日ほどレッスンしています。スノーボードのコーチ履歴は30年、ウィスラーのイントラ歴は15年になるのですが、近年、必ず聞かされるのは、iPhone(アイフォン)などのスマートフォンの紛失です。
先週もあるハワイからやって来た女性の生徒さんが、「私のiPhone、ホテル近くのトイレに忘れてしまったことに気づいたの。どうしよう?もうレッスン始めっちゃうし、今から山に下りるのも大変だし…」とお困りの様子。もう、他の生徒さんもレッスンのスタンバイしているところで、そう言われても困ったなと思いましたが、ホテルに電話して確認してもらったところ幸いにも、忘れ物として届けられていて確保に成功。事なき得ました。

あと、私が毎回のようにチェックしているのが、生徒さんのポケットが開いているかどうか。2シーズン前に生徒さんがパウダーを滑っているところで、iPhoneをなくされてしまいました。すぐに現場に戻ったけど、たくさんの新雪が降っていた日に、見つかるわけがありません。いちるの望みに賭けてみましたが…。それ以来、生徒さんがiPhoneで写真やビデオを撮影したら、必ず「ポケットのチェックを閉めましょう」と伝えています。
また、朝一番にも、「みなさんポケットのチャックは閉まっていますか?スマートフォン、財布などなくさないように気をつけましょう!」と言うと、みなさん急に慌てふためくような感じで、確認されます。本来、自分が絶対に自信を持ってポケットを閉めていたりしていれば、そんなに慌てることなく余裕を持ってアドバイスを聞き流せるハズなのに、本当に多くの方が「あっ、そうだ!」みたいな感じで確認されます。

スキー、スノーボードという特別なエキサイティングなトリップでは、気分も高揚するもの。そういう状況では、忘れ物も多くなったりします。
そこで、私の長年のレッスンの実体験から、スキー場に行った時にiPhoneをなくさない方法。なくした時の対応方法。また仕舞う方法、その他、注意点などまとめて伝えていきましょう。

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自分が決めたジャケットのポケットに入れる

スキーやスノーボードをする際には、多くののジャケットやパンツにポケットがついているものです。ポケットが多いだけに、必ずiPhoneをどこのポケットに入れるのか決めておきましょう
自分の場合はポケット憲法というか、それぞれの仕舞う場所のルールを決めています
まずジャケットの左ポケットには老眼鏡。もちろん転倒しても壊れないようにケース入り。そして右ポケットにiPhoneです。右利きなので、いつも取りやすい場所に入れておきます。またポケット憲法1条:使用後は必ず閉めるということも守っています。

よく胸ポケットにiPhoneを仕舞う生徒さんがいるのですが、私のレッスン経験上、初心者の方は絶対に止めておいた方がいいです。なぜなら、正面に転んだ時に、あばら骨を傷めるからです。多くのインストラクターが経験している初心者レッスンあるある事例です。

ちなみに、スノーボードのパンツの太もも部分にポケットがある方は、ひじょうに有効です!自分はそこに、レッスン中、よく使う携帯ドライバーを仕舞っています。あるいは同じポケット内に小さいスクレーパー、ワックスを入れることもあります。その時の雪質、あるいはワクシングしたけどスクレーピングが甘かった時などに、その太ももポケットの中に入れるものを決めています。
転倒してもまず影響され難い場所なので、iPhoneを仕舞っておく場所としても有効そうに思います。
ただ、ジャケットのポケットの方が、温かさを保ちやすいかもしれないので、その点、バッテリー保護という点ではジャケットの方が良いかもしれません。
ともかく必ずどこのポケットにiPhoneを入れておくのか、事前に決めておいて、そのルールを徹底的に守る。習慣化するようにしましょう。

何度も言うけど
①どこのポケットに入れておくか決める
②チャックを必ず閉める

そういうことで、なくすことをiPhone紛失を防げるでしょう。

以上のことを、自分だけではなくぜひいっしょにスキー場に行く仲間(or 家族)にも共有してみてください。お友達が「iPhoneなくした!」みたいな騒ぎを起こすと、自分の方もソワソワしたり、サポートしたりでドタバタするものです。ぜひ、お友達やご家族のポケットもチェックしてあげるといいでしょう。

ちなみに、私は車の鍵はほぼスキー場に持って行くことがありません。たまに忘れてポケットに仕舞ったまま、帰りに「ああ、なくすことがなくて良かったあ~」なんて焦ったりしますが…。車の鍵は必ず、スキー場のロッカーに入れておきます。
もし車の鍵を滑走中に持ち運びする方は、iPhoneとは違ってスキー場で出し入れするわけではないと思いますので、朝、ポケットのチャックを閉めたら、帰りまで絶対に開けないようにしておきましょう。そういうポケットを決めておきましょう。
つまり、スキー場に行く前に何をどこのポケットに入れておくのか、あなたなりのルールを設けておくといいでしょう。

(アウタージャケット、パンツだけではなく、インナーウエアを含めて、事前にどのポケットに何を入れておくと、自分にとって都合がいいのか?決めておくといいでしょう)


スマートフォン用の防水ケースを使用する

スマートフォン用の防水ケースを使用することで、雪や水がiPhoneに入り込むことを防ぎます。また、防水ケースにはストラップやクリップがついていることがありますので、それらを使ってiPhoneを身につけることもできます。
防水ケースを使用することで、iPhoneは雪山の急激な低温からも守られ、バッテリーをよりキープできるようになるでしょう。
ちなみに以下、ライダーのマイちゃんが愛用しているのは、Thermopocというブランドで保温性にとても優れています。

(大切なiPHoneはゲレンデでも温かく保管しましょう)

スキーパトロールやレンタルショップに預ける

スキーパトロールやレンタルショップにiPhoneを預けられるところもあります。これからあなたが行くスキー場にそういう預ける場所があるのか、事前に確認しておくといいでしょう。
ロッカーの利用など、本当に大切なものを仕舞っておくことも考慮することも大切。
まあ、「そもそも自分の手元にiPhoneないと意味ないよ」という方が多数だと思うけど、参考程度に。

(多少のお金はケチらずにロッカーを利用する手も!ロッカーの鍵をなくしたら、これまた面倒な話だけど、iPhoneなくすことよりは対応ができそうですね)


スキー場でのiPhone使用時の注意点

雪に落とさないように注意

雪の中にiPhoneが落ちてしまうと、見つけることが非常に困難になります。雪の中に入り込まないように、気をつけて使用するようにしましょう。
ストラップを付けていたりすると、落とすリスクを減らせそうですね。

液晶画面が凍らないようにする

寒い場所に長時間いると、iPhoneの液晶画面が凍ってしまうことがあります。これを防ぐために、液晶画面の保護フィルムを貼っておくとよいでしょう。

予備のバッテリーや充電器を持って行くことも考慮

特に気温が低い予想の日は、充電バッテリーがあると大変重宝します!
マイナス10度以下の状況だと、メチャクチャに電池の減りが早くなることがあります。
ちなみにレッスン中に一人の生徒さんが、充電器を持っていたことで、同じクラスの生徒さんが本当に助かったということが何度かありました。世の中には、用意周到の方がいるもんなあ、と本当関心します。


iPhoneのタッチパネルを使えるグローブ

特に寒い日に、iPhoneのタッチパネルを使えるグローブを持っているととても便利です。
本当、寒い日に素手でビデオ撮影していると、自分の手の感覚がなくなりそうになります。



iPhoneをなくした時に見つける方法は?


iPhoneをなくした場合、以下の方法で見つけることができる可能性があります。

まずは電話をかけてみる

もし、紛失したiPhoneが他の人に拾われている場合、お友達のスマートフォンを借りて電話をかけてみることで見つけることができるかもしれません。「なくした!」わかった時点ですぐにアクションしたいですね。
誰かが電話に出た場合は、紛失したiPhoneを返してもらえるように依頼してみましょう。お礼に何か温かいものをプレゼントしたら、喜ばれるかも!?

「Find My iPhone」アプリを使用する

「Find My iPhone」アプリを使用することで、紛失したiPhoneの位置を特定することができます。このアプリを使うには、事前にiCloudにログインしておく必要があります。アプリを起動し、紛失したiPhoneの位置を地図上で確認し、サウンドを鳴らすこともできます。

Find My iPhoneに関しては、以下のリンクをご参考にしてみて、設定してみてください、
https://support.apple.com/ja-jp/HT210400

iCloudを使って位置情報を確認する

iCloudを使用して、紛失したiPhoneの位置情報を確認することもできます。iCloudにログインし、「すべてのデバイス」をクリックして、紛失したiPhoneの位置情報を確認します。

●参考リンク
iCloud.comの「デバイスを探す」でデバイスの位置情報を確認する

紛失届けを出す

万が一、iPhoneを見つけられなかった場合は、警察やスキー場の管理事務所に紛失届けを出しましょう。もし誰かがiPhoneを届け出た場合は、管理事務所から連絡がくる可能性があります。

上記の方法を試しても見つからない場合は、Appleサポートに問い合わせてみることもできます。

最悪の事態のための大切な写真、映像データを保管しておく

もし、今、あなたのiPhoneが消えてしまったら?つまりなくしてしまったら、最も困ることは何でしょうか?
もちろん、お友達やご家族に連絡できないなど、いくつかの支障も考えられますが、お金を出して改めてiPhoneを買えば、解決できることも多いです。
しかし、大切な連絡先名簿や、あるいは大事にとっておいた写真、映像などなくしたら、大きなショックではないでしょうか?

パソコンを持っていたら、PC内に移したり、あるいは外付けのハードディスクに入れておくこともできます。そういう万が一なくした時のことを考え、小まめに行っておくといいでしょう。私は、PC用の外付けハードディスクに写真、映像データを保管しています。

パソコンを持っていないという方は、「Lightningコネクター対応 USBメモリー」を利用する方法もあります。以下、ご紹介しているおもいでばこは、パソコンなしでも使える!写真・動画専用のデジタルフォト・アルバムです。

その他、iPhone対応USBメモリーも様々なものがありますので、自分が持っているデータ量に応じて、小まめに保管するようといいでしょう。


以上、iPhoneなどのスマートフォンをなくさない方法、なくした時の対応、またスキー場に持って行く時の注意点をまとめてみました。
よかったら、ぜひ参考にしてみてくださいね!

飯田房貴
1968年生まれ。東京都出身、カナダ・ウィスラー在住。
シーズン中は、ウィスラーでスノーボードのインストラクターをしており、年間を通して『DMKsnowboard.com』の運営、Westbeach、Sandbox、Endeavor Snowboards等の海外ブランドの代理店業務を行っている。日本で最大規模となるスノーボードクラブ、『DMK CLUB』の発起人。所属は、株式会社フィールドゲート(本社・東京千代田区)。
90年代の専門誌全盛期時代には、年間100ページ・ペースでライター、写真撮影に携わりコンテンツを製作。幅広いスノーボード業務と知識を活かして、これまでにも多くのスノーボード関連コラムを執筆。主な執筆書に『スノーボード入門 スノーボード歴35年 1万2000人以上の初心者をレッスンしてきたカリスマ・イントラの最新SB技術書 』『スノーボードがうまくなる!20の考え方 FOR THE LOVE OF SNOWBOARDING』がある。
今でもシーズンを通して、100日以上山に上がり、スノーボード歴は38年。
スノーボード情報を伝える専門家として、2022年2月19日放送のTBSテレビの『新・情報7daysニュースキャスター』特集に、また2022年3月13日に公開された講談社FRIDAY日本が「スノーボードの強豪」になった意外な理由にも登場。
インスタ:https://www.instagram.com/fusakidmk/
ツイッター:https://twitter.com/dmksnowboard

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