今年の春、6回転時代の舞台カーテンを開いた日本超期待の荻原大翔(17)が、RED BULLと契約したことを自身のインスタから報告した。
オリンピックを目指す選手にとって、このようなエナジードリンクの会社との契約は大きな意味を持つ。
というのも、選手たちにとって世界中の大会を周り、練習環境を整えるには、我々が想像する以上にお金が掛かるからだ。
スノーボードのメーカーのサポート金だけでは、とても賄えないという声もよく聞かれる。したがって、このようなスノーボード企業以外の契約は選手にとって大きいのだ。
エナジードリンクとの契約金がいったいいくらになのか?
それは選手にもよるし、会社にもよるし、そもそも公表されることがほぼないので、まったくわからない。しかし、2011年にESPNが報じた「ショーン・ホワイトがRED BULLと契約を打ち切る」という記事を拝見すると、その時のショーンの契約金が100万ドル以上で、ショーン側が求めた金額がその3倍だったことから決別したと伝えている。
現在、オリンピックで活躍が期待できる選手は、その10年以上も前よりももっと価値が上がっているだろうから、やはり億単位の契約金をもらっている選手がいるのではないだろうか。
荻原大翔は、先月誕生日を迎えたばかりの17歳という若い選手だ。しかし、次の2026年ミラノ・コルティナ・オリンピックでは二十歳で迎えるということで、まさにドンピシャ活躍エイジでもある。RED BULLは、早くから荻原選手に注目し、今回の契約に至ったのだろう。
世界初で、バックサイド・クイントプルコーク(Backside Quintuple Cork)2160を決めた逸材に、世間の視線が集まるのは秒読み段階。レッドブルという大きな翼をもらったHIROTOは、さらに世界へ向かって羽ばたく。来るべきシーズンの暴れっぷりに期待したい。
Red Bull gives you wings.
We are a partner.
レッドブルファミリーの一員になりました
(以下動画は、今年の春、The Nines’22でBSクイントコーク2160をメイクした時の模様)
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