世界を驚かせた若きスノーボーダー、荻原大翔 — 宮城・村田町から頂点へ

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6回転ジャンプという“世界初の大技”で、スノーボード界に衝撃を与えた若きトップアスリートがいる。その名は荻原大翔(おぎわら ひろと)。宮城県村田町を拠点に、世界の舞台で戦い続ける彼の挑戦に、いま世界中が注目している。
その活躍ぶりを、khb東日本放送が特集で取り上げた注目の内容だ。

世界初の大技バックサイド2340を決め、国際大会X Gamesで初優勝!

2024年1月、荻原選手は世界トップレベルの選手が集まる男子ビッグエアの国際大会に初出場。決勝ではなんと右手を骨折しながらも、空中で6回転するバックサイド2340のトリックを世界で初めて成功させ、初優勝を飾った。この技は、まさに未踏の領域。観客の大歓声とともに、彼の名前は一気に世界へと広がった。

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「観客が“うわっ!”ってなった瞬間、最高でした。『やってやったぞ』って感じでしたね。」

村田町の「東北クエスト」で技を磨く日々

拠点となるのは、宮城県村田町にあるジャンプ練習施設「東北クエスト」。ここはナショナルチーム指定のトレーニング施設でもあり、世界レベルのトリック練習に対応できるジャンプ台を備える。実際に、荻原選手のために6回転対応の改修が施されたという。

彼は現在、1年の3分の1以上を海外での遠征に費やし、世界の舞台で自らを磨いている。

スノーボードとの出会いと進化

スノーボードを始めたのは5歳の頃。きっかけは、父・高幸さんが「いつか一緒に滑りたい」と願ったこと。9歳で世界最年少での3回転ジャンプを成功させ、2022年には全日本選手権やワールドルーキーファイナルを連覇。

持ち味は回転力。そのポテンシャルは年々高まり、今や世界屈指のビッグエアライダーとして成長を遂げている。

次の目標はミラノ・コルティナ五輪の金メダル

2026年の冬季オリンピック、ミラノ・コルティナ大会を見据え、荻原選手は「7回転」の世界初成功も視野に入れているという。現在の世界ランキングは4位。日本から出場できるのは最大4人だが、ランキング上位11人中6人が日本人という熾烈な争いの中で、今後の国際大会でのポイント加算が鍵となる。

「限界を決めたら、そこで止まってしまう。次は7回転、誰も追いつけないくらいまで行きたい。」

未来を切り拓く、17歳の挑戦

「当たり前のようにスノーボードがあった」という環境で育ち、限界を超え続けてきた荻原大翔選手。世界の舞台でのさらなる飛躍、そしてオリンピックでの金メダル獲得に向けて、彼の挑戦から目が離せない。

世界が注目するトップアスリートです。宮城県を拠点に活動するスノーボーダー荻原大翔選手は、世界トップクラスの選手たちが集う国際大会で世界初の大技を決め初優勝しました。

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