スイスのクランモンタナで開催されたフリースタイルスキーとスノーボードのイベント『THE NINE 2022』は、16歳の荻原大翔が世界初のバックサイドクイント2160を決めるという衝撃的な瞬間で幕を閉じた。もはや違う惑星から来た宇宙人orスーパーマン!?
革命的で芸術機的なスノーパークと世界トップクラスのアスリートたち技が融合した1週間。画期的なトリックをはじめ、THE NINES(ザ・ナインズ)での傑出したスキー&スノーボードのパフォーマンスは、昨夜のライダーズ・アワードのセレモニーで表彰された。
バックサイドクイントコーク2160とは?
バックサイドスピンというのは、ライダーの背中側に回るスピン。比較的にカカト側で踏み切るフロントサイドスピンに比べて、つま先側で踏み切るバックサイドの方が、回転数は出しやすいと言われている。2160(6回転)をバックサイドスピン(横回転)で決めていて、さらに縦回転も加えている。
クイントとはクインティプル(quintuple)の略称であり、縦に5回転も回しているということだ。
つまり大翔は、「縦5回転+横6回転」という前人未踏のトリックを決めたライダーになったのである。
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