これがあるから予選結果は侮れない。ワールドカップ(W杯)LAAX OPENは21日、スイスのラークスで予定されていたハーフパイプ第2戦の決勝が悪天候で中止となり、19日に行われた予選結果を最終順位とした。
男子は北京五輪代表の平野流佳が優勝し、W杯通算3勝目を挙げた。女子では小野光希が嬉しいW杯初優勝を果たした。
広告
その他、男子は戸塚優斗が3位。重野秀一郎は8位、平野海祝は11位に終わった。予選敗退となっていた山田琉聖は13位、片山來夢は19位だった。
女子では、冨田るきは7位となった。
決勝に進んだ選手は、もちろん予選には予選用のルーティーンに挑んでおり、決勝で逆転Vを狙っていただろう。それだけに悪天候による決勝キャンセルは寂しい…。平野流佳と小野光希が優勝したことは嬉しいが、一方でこのような予選結果をそのまま決勝結果で考慮するような結果采配は、おそらくスノーボード・ファンなら納得できないことだろう。これからもっとスノーボードのワールドカップを盛り上げるためには、もう少し延長にゆとりをもたせた日程が必要で、そのへんがW杯を管轄するFISの課題ではないだろうか。
W杯スイス大会ハーフパイプ男子結果
1位 平野流佳
2位 スコッティ・ジェームス(オーストラリア)
3位 戸塚優斗
8位 重野秀一郎
11位 平野海祝
13位 山田琉聖
19位 片山來夢
W杯スイス大会ハーフパイプ男子結果
1位 小野光希
2位 ウー・シャオトン(中国)
3位 マディ・マストロ(アメリカ)
7位 冨田るき
広告