オランダ・アムステルダムから、Headが暖冬の影響を受けたにも関わらず業績が向上しているというニュースが入ったのでお伝えしよう。
2006年12月31日までの3ヶ月間と、昨年同時期の比較結果総歳入が123.3百万ユーロから4.2%ダウン
運営収入(リストラ前)が10.6百万ユーロと1.5百万ユーロの改善利益は3.3百万ユーロ、昨年は3.5百万ユーロ。
年間を通した比較結果、総歳入は2%アップの366.8百万ユーロ。運営収入(リストラ・資産売却調整前)20.0百万ユーロと5.1百万ユーロのアップ。利益は4.4百万ユーロ 昨年は6.7百万ユーロ。
ヨハン・エリアッシュ(会長兼最高経営責任者)
「2006年はHeadにとって好調な年だった。我々の運営成績における改良は、ウィンター部門の強い改革によるもので、売上と市場シェアにおいて改良がみられた。ダイビング部門は主に生産効率の改良により、前進した。厳しい市場にもかかわらず、ラケットスポーツ部門は昨年と同じレベルを保った。
我々の製品に関して、その製品を使ったアスリートが勝つたくさんのシーンをみてきた。ウィンタースポーツ部門はBode Miller、Didier Cucheの製品ラインが更に充実した。彼らは2006年のHead Race Teamに参加し、このチームは最近の世界選手権で2個の金と1個の銅のメダルをもたらした。このことは、我々のブランドが世界トップアスリートのブランドだということを示した。市場リサーチ結果においては、15~20%ダウンとなっているきわめて難しい情勢(業界の歴史の中で最悪の年)の中、こういった好成績がこの状況を払拭することが望まれていた。
2007年はまた、新しいCorporate Branding & Logoの開始の年で、このブランドは我々のブランドイメージをもち、またより統一された最新のスタイルだ。外観だけではなく、もちろん優れた技術も健在だ。
新しいアスリート、製品技術改良、商標設定への我々のコンスタントな投資は、2007年において重要なキーとなるだろう。この業界に厳しい市場状況をしのぐためにも。」
ウィンタースポーツ部門の3ヶ月の歳入は降雪状況不調のせいで、87.9百万ユーロで、4.5百万ユーロ(4.9%)のダウン、昨年同時期は92.4百万ユーロだった。過去1年間をみると、歳入は188.1百万ユーロで10.8百万ユーロ(6.1%)の増加、昨年同時期は177.3百万ユーロだった。この数字は全ての部門での高い売上によるもので、去年の降雪状況は良好だったため、関連して小売レベルでもいいインフローとなった。
雪の悪状況にもかかわらず、10月から2006年末にかけて再注文が増えた。主にレース、子供用だったのは、アスリートたちの活躍による影響だ。