諦めなくて本当によかったね!北京オリンピック女子スノーボードクロスで、リンゼイ・ジャコベリス(アメリカ)が金メダル獲得!
16年前の落とし物を遂に拾った。
あれは今から16年前、2006年のトリノ五輪だった。スノーボードクロスの金メダルをかけた決勝戦で、リンゼイ・ジャコベリスは、スイスのタニヤ・フリーデン選手に43メートル(140フィート)の差をつけ、3秒のリードを保ってコースの終わりに近づいていた。そのまま最後の障害物でストレートにジャンプして駆け抜ければよかったものの、なぜかリンゼイはスピード種目に関わらずメソッドグラブというトリックを試み、まさかの転倒。タニアに抜かれて金メダルを失い、リンゼイは銀メダルとなった。あれから長い歳月が経ったが、今でもこのシーンは、スノーボード珍場面として語られてる。
テレビのインタビューでジャコベリスは、当初、グラブは安定性を保つためのものだったと語っていたが、後に「私は楽しんでいた。スノーボードは楽しいもので、自分の情熱を観客と共有したかった」とコメント。
そんなジャコベリスは、その後もクロス女王として君臨し、ワールドカップでは輝かしい栄冠を手にしているものの、なぜか五輪の女神様にはそっぽを向かれて頂点に立てないでいた。しかし、16年もの間、諦めなかったリンゼイに遂に五輪の女神は微笑んだ。
今大会で得た金メダルは、アメリカにとって第1号!2006年トリノ五輪の転倒で批判を浴びたジャコベリスは、その経験のおかげで「ハングリーでい続けられた」という。
日本人選手として参加予定だった中村優花は、怪我の影響があって棄権となった。
以下、大会結果詳細。
https://medias3.fis-ski.com/pdf/2022/SB/6071/2022SB6071RBLF.pdf
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