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本日、コロラド・アスペンで開催されたワールドカップ最終戦「USグランプリ」で、長谷川帝勝が2位、宮村結斗が自身初の表彰台となる3位に!この結果、長谷川帝勝が今季W杯のビッグエアのシーズン王者(クリスタルグローブ)になった!
女子では、北京冬季五輪銅メダリストの村瀬心椛が2位、17歳の鈴木萌々が3位と健闘。
男女ともに優勝は逃したものの、日本勢が4人表彰台に立つ快挙だ!
男子優勝は新技を披露したカナダのエリ・ブシャール、女子優勝はニュージーランドのゾーイ・サドフスキー・シノット。
目次
エリ・ブシャールが新技トリプル・ムースフリップで優勝!
男子決勝では、17歳のエリ・ブシャールが合計スコア189.00で優勝。現ワールドチャンピオンであり、パーク&パイプ部門の総合リーダーである長谷川帝勝を抑えた。
帝勝は3本目にフロントサイド1980インディで95.00点を叩き出し、一時トップに立つ。しかし、エリがバックサイド1980ノーズグラブで96.00点を叩き出し、逆転優勝を果たした。
エリは2本目に、自身が開発したオリジナルトリック「トリプル・ムースフリップ」を決め、93.00点を獲得していた。
正直、このトリックを見た瞬間に時間が止まるほどの衝撃を受けた。何しろ様々な回転軸を見せたかと思えば、ウェドルグラブを一度離して再びインディグラブするという新発想なのだから!
最終的に帝勝は合計184.50点で2位。3位には宮村結斗が1本目にバックサイド1800メラン、3本目にフロントサイド1620インディを決め、合計171.25点で自身初のワールドカップ表彰台に立った。
世界の舞台で戦い続ける結斗は、ワールドカップの1戦1戦を通じて確実に成長しており、「今回の大会は、これまでの経験や学びをすべて詰め込んだ結果だと思います。とにかく最高に楽しかったです!」という力強いメッセージをDMK編集部に送ってくれた。
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この結果により、長谷川帝勝は2勝と2度の2位で合計360ポイントを獲得し、ビッグエアのクリスタルグローブを手にした。
X GAMESで華々しいデビュー戦を飾り金メダルを獲得した荻原大翔は、驚異のバックサイド2340を再び披露してほしかったが、残念ながら予選敗退となった。
W杯アメリカ/アスペン大会 男子ビッグエア5戦目結果
1位 エリ・ブシャール(カナダ)
2位 長谷川帝勝(日本)
3位 宮村結斗(日本)
4位 デイン・メンジーズ(ニュージーランド)
4位 オリバー・マーティン(アメリカ)
5位 レッドモンド・ジェラード(アメリカ)
6位 マーク・マクモリス(カナダ)
7位 リアム・ブレアリー(カナダ)
8位 クリス・コーニング(アメリカ)
9位 木村葵来(日本)
10位 オイヴィンド・カーカス(ノルウェー)
— 以上、決勝進出 —
17位 木俣椋真(日本)
23位 飛田流輝(日本)
44位 荻原大翔(日本)
ゾーイ・サドフスキー・シノットが2冠達成!村瀬心椛は2位
女子で優勝したゾーイ・サドフスキー・シノットは、2日前のスロープスタイルで優勝したばかり。そして、今回のビッグエアでも優勝し、見事に二冠達成となった!
1本目のスイッチ・バックサイド・ダブルコーク1260ウェドルで89.00点を獲得し、早々にリードを確保。
2本目のバックサイド・ダブルコーク1080ドランクドライバーで83.25点を記録した。
2位には日本の村瀬心椛が170.25点で入り、表彰台に立った。
3位には同じく日本の17歳、鈴木萌々が150.00点を記録し、表彰台を獲得。
心椛は、1本目にキャブ・バックサイド・トリプルコーク1260を決め、2本目にはバックサイド・ダブルコーク1080をメイクした。
アメリカの15歳、リリー・ダウォーンヴェイが145.50点で4位に入り、新たな才能の台頭を印象付けた。
イギリスのミア・ブルックスは、ビッグエア最終戦には出場しなかったものの、北京大会とクラーゲンフルト大会での2勝、クライシュベルク大会での3位により、総合305ポイントでビッグエアのクリスタルグローブを獲得。
最終戦での活躍が期待された岩渕麗楽は左膝と両足首の負傷により欠場。
W杯アメリカ/アスペン大会 女子ビッグエア5戦目結果
1位 ゾイ・サドウスキーシノット(ニュージーランド)
2位 村瀬心椛(日本
3位 鈴木萌々(日本)
4位 リリー・ダウォーンヴェイ(アメリカ)
5位 ハーナ・ノーマン(アメリカ)
6位 ハンナ・カーラー(オーストリア)
7位 深田茉莉(日本)
8位 鬼塚雅(日本)
2024-25 FIS WORLD CUP ビッグエア&スロープスタイル日程、結果
ビッグエア | 開催日 | 開催場所 | 男女優勝者 |
1戦目 | 10月19日、20日 | スイス(クール) | 長谷川帝勝(日本)/深田茉莉(日本) |
2戦目 | 11月30日~12月1日 | 中国(北京) | 荻原大翔(日本)/ミア・ブルックス(イギリス) |
3戦目 | 1月3日~5日 | オーストリア(クラーゲンフルト) | 長谷川帝勝(日本)/ミア・ブルックス(イギリス) |
4戦目 | 1月9日~11日 | オーストリア(クライシュベルク) | 楊文竜(中国)/アンナ・ガッサー(オーストリア) |
5戦目 | 1月30日~2月6日 | アメリカ(アスペン) | エリ・ブシャール(カナダ)/ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド) |
スロープスタイル | |||
1戦目 | 8月30日~9月1日 | ニュージーランド(カードローナ) | キャメロン・スポルディング(カナダ)/村瀬心椛(日本) |
2戦目 | 1月15日~1月18日 | スイス(ラークス) | キャメロン・スポルディング(カナダ)/ミア・ブルックス(イギリス) |
3戦目 | 1月30日~2月6日 | アメリカ(アスペン) | フランシス・ジョバン(カナダ)/ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド) |
4戦目 | 2月19日~2月23日 | カナダ(カルガリー) | |
5戦目(未定) | 3月12日~14日 | イタリア(リヴィーニョ) |