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文: 竹尾雄宇

スノーボードには色々な楽しみ方がある。
その中でも近年注目を浴びているバックカントリー。
数年スノーボードをやってきた人なら聞いた事があるワードかもしれない。

バックカントリーとは、ゲレンデ外のエリアを滑走することである。(※ロープをくぐるようなゲレンデ内の滑走禁止エリアの事ではない)
誰もいないノートラックの広大な斜面を滑走する感覚は言葉では表せないほどの全く新しい感覚であり、この一本のために登った達成感、満足感は計り知れない。

実際20年程バックカントリー を中心にスノーボードしているが飽きる事がない遊びだと感じている。

しかし、手付かずの自然の中を縦横無尽に滑走できる醍醐味がある反面、リスクは全て自分自身で判断していかないといけない難しさもある。
雪崩、道迷い、滑落、怪我・・・、アクシデントが山岳エリアで発生してしまった場合、生きて帰るという技術が必要である。 大袈裟な言い方かもしれないが、実際必要だ。

これらの知識や技術を身につけるには膨大な時間と経験が必要になる事は想像し易いと思う。 

バックカントリーでの事故は実際の確率で言えば低い方だと思う。交通事故の方がはるかに確率論では高い。しかし、もしアクシデントに遭遇してしまうと生死に関わる事も起こりうる。
このリスクを確実に減らしてバックカントリーを楽しむ方法はバックカントリーガイドツアーに参加する事だと思っている。

ガイドは当然、必要な知識や技術を身につけている。
毎日山に登り、雪のコンディションを把握しているガイドはその日の安全でありベストなコンディションのエリアに連れていってくれる。
初めてバックカントリーに挑戦する人は特にガイドに頼って欲しい。

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バックカントリーには必要な道具がある。 それらの使用方法や山の中での基本的な行動の仕方などをレクチャーしてくれる。 

初めてバックカントリーに挑戦する人にも知っておかなければいけない知識があり、それをガイドツアーなら素早く、そして正しく習得できバックカントリーを楽しめる。

何も知識、経験がない状態でバックカントリーに行くのはとても危険な行為だ。
しかし必要最低限の知識を身に付ける事で、リスクを軽減する事ができる。
山の中は危険な場所も多いが、安全な場所もかなり多い。
ガイドは雪のコンディションを予測しながら安全な場所を繋いでゲストを楽しませる事ができる。
ゲレンデとは違う世界のバックカントリー、五感をフル活用させて遊ぶこの遊びは中毒性もあるように思う。
調子に乗りすぎないように、自然相手のこの遊びは常に自然に対して謙虚な気持ちが大切だ。
今シーズンはゲレンデの外に一歩踏み出してみよう!

竹尾雄宇(タケオユウ)
1979/8/17生まれ 名古屋出身 メインスポンサー:K2
20代前半からバックカントリーガイドをはじめ、8年前に「番亭〜bamboo tail」を立ち上げる。 高校生の時に八幡平でパウダーの面白さを知り、徐々にバックカントリー中心のライフスタイルへ。 現在はゲストにバックカントリーを安全に楽しんでもらえるよう心がけ日々ガイドをしている。

https://bambootail.com/

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