スノーボーダーなら大好きだろう!
サイドヒッツを気持ち良さそうに飛びまくるマーカス・クリーブランドの動画、『Feel-good side hits with jibmaster Marcus Kleveland in Stryn』がRedBullメディアからアップされた。
サイドヒッツは、人工的に作られたパークのジャンプ台とは違って自然の地形を利用して作られたジャンプ。
そのサイズも大小様々だが、もっともスノーボーダーの技量が問われる。
というのもパークのキッカーは、そのアプローチの長さやスピード、キッカーの大きさによりある程度、どのライダーでも同じような飛距離のジャンプとなる。
一方サイドヒッツの場合、蹴り方のタイミングが合わなければ、例え脚力があっても小さなジャンプになりがち。
逆にうまく合わすことができれば、まるでスーパーマリオのゲームのように、ピョーンと急激に飛ぶことだって可能だ。
意外に知られていないが、比較的に安全なアイテムでもある。
というのも、パークのキッカーの場合、技術がなくても大きく飛べてしまうので、度胸だけで技術がない勘違いスノーボーダーが、大きな怪我をしてしまうことがある。
一方のサイドヒッツは、うまくなければ高く飛ぶこともできないので、初心者ジャンパーなら低いジャンプで危険度も弱まるというわけだ。
さらにサイドヒッツの良いことは、パークならジャンプできる回数が制限されるが、サイドヒッツはゲレンデによって無数に広がっているので、パークの何倍もジャンプ練習ができてしまう。まさにフリースタイル入門の最高の道場とも言えるわけだ。
90年初め、まだゲレンデにパークがない頃は、多くのライダーたちは、サイドヒットでフリースタイル技術を高めたものだった。
現代でも多くのライダーたちに愛されるサイドヒッツ。
ぜひ、今回のマーカスの映像を参考にしてみよう。