環境に配慮したウィンタースポーツギアの誕生に貢献
持続可能で高機能な樹脂材料の世界的リーダー、エンバリオ(本社:ドイツ・デュッセルドルフ)は本日、イタリアのスノーボードバインディングメーカーであるユニオン・バインディング(以下、ユニオン社)の「Travis Rice Falcor Signature」の最新モデルに採用されたことを発表します。
バインディングには、エンバリオが誇るサステナブル素材 「Durethan(R) Blue」 が採用されており、ユニオン社史上最も環境に配慮したスノーボードバインディングが完成しました。
Durethan(R) Blue は、90%がサステナブルな原材料で構成されており、ISCC PLUS認証プログラムを通じて、サプライチェーン全体におけるサステナビリティとトレーサビリティが認証されています。
新しい2層構造でユニークな乗り心地を実現
最新モデルのバインディングの特徴は、「2層ベースプレート構造」です。
この構造により、コアとフレームの2つの層を個別に設計可能となり、乗り心地や感触を最適化できます。
今回採用されたDurethan(R) BLUEBKV315ZH2.0は、コア部分を硬く反応性の高いものにし、フレーム部分は柔らかく柔軟性を持たせることで、従来のベースプレートよりも横方向のフリースタイルフレックスを向上させ、最適な乗り心地を実現します。
パフォーマンスとサステナビリティの融合
ユニオン社は、スノーボードバインディングの再設計にあたり、高性能で環境に優しいエンバリオの素材「Durethan(R) Blue」を採用しました。
Durethan(R) Blueは高い機械的強度と剛性、優れた誘電特性、良好な摩擦摩耗特性を備えており、従来の化石燃料由来の素材の理想的な代替品となります。
バイオベース、マスバランス方式、リサイクルベースのものが提供されており、製品のCO2排出量を従来の素材と比較して60%以上削減できます。
Durethan(R) Blueの原材料の90%は、マスバランス方式に基づく持続可能な資源から作られています。
この方式は、サプライチェーンにおける持続可能な素材とそうでない素材の流れを可視化することを可能にします。ISCC PLUS認証を取得しているため、バイオベースまたはリサイクル素材の使用量が、生産プロセスで実際に使用された量と一致していることが保証されています。
メーカーは、製品の品質と性能を維持しながら、化石燃料から再生可能資源への移行をスムーズに進めることができます。ユニオン社では、強度、低温耐久性、製品ライフサイクルなど、すべての社内品質管理検査においてDurethan(R) Blueの性能を検証済みです。
エンバリオのサステナビリティ担当ディレクター ギュンター・マルグラフは以下のように述べています 。
「エンバリオはサステナビリティにコミットしており、この革新的なソリューションは、ISCC認証を受けた材料とマスバランスのコンセプトにより、サステナビリティと高性能の両立が可能であることを示しています。私たちの材料は、ウィンタースポーツの要求を満たしつつ、パフォーマンスを損なうことはありません。また、このソリューションを既存の生産プロセスに統合することで、より環境にやさしい製品の完成に寄与しています。サステナビリティは単なる目標ではなく、未来への道筋なのです。」
ユニオン・バインディング・カンパニーのリード・プロダクト・エンジニア、ピエール・パトリアカは以下のように述べています。
「ユニオンは、より環境に優しい材料の使用を増やすことに尽力しています。なぜなら、サステナブルな選択肢を見つけ、責任を持って使用しさえすれば、私たちの生活の中でプラスチックを使い続けることができることを示すことが重要だからです。このアプローチにより、私たちの惑星の未来を損なうことがありません」
エンバリオの製品と持続可能性への取り組みについては、 こちら をご覧ください。
Travis Rice Falcor Signature Snowboard Bindingの詳細は、 Union Binding Company公式サイト をご覧ください。
■お問い合わせ
エンバリオジャパン:03-6281-9670