アメリカにニュー・ヒーローが誕生した。
2日前のナックル・コンテストで金メダルを獲得し、今回のX Games男子スロープスタイルでは、初出場であったダスティ・ヘリンクセンが、なんと優勝!まだ17歳の若きエースが誕生だ!!
勝負を決めたのは、2本目だ。
1本目が終わった時点では、マーカス・クリーブランドがトップの位置で、ダスティは4位のポジションだった。
運命の2本目、最初のストレート・ダウン・レールで、50-50からのボードスライド、プレッツェルアウトを決める。
ランディングの時に完全に後ろ向きに着地する姿に、相当、この技をやり込んでいる感が伝わる。安定感抜群のスタートだ。
2つ目のレインボーでは、キャブ270イン。3つ目、キャブ270イン。
これでジブ・セクションは完璧にクリア!
続いで勝負のジャンプ・セクションでは、スイッチバックサイド・ダブルコーク1260をストンプ、バックサイド・トリプルコーク1440、フロントサイド・ダブルコーク900、キャブ・ダブルコーク900。
ジブからジャンプまですべてにおいて完璧!
X Gamesの男子スロープスタイルでアメリカ人選手が金メダルを獲ったのは、2009年ショーン・ホワイト以来の快挙。しかも、デビュー戦で17歳だ。
ちなみにダスティンは、今夜行われるビッグエアーにも出場することになっていて、もし金メダル獲得となれば、X Games史上初のデュー戦で3種目制覇となる。
銀メダルは、最終滑走選手だったモンズ・ロイズランド。
スイッチバックサイド・トリプルコーク1620、バックサイド・トリプルコーク1260も見事に決めて、3位から2位に駆け上がった。
なお今大会、当初出場する予定だったマーク・マクモリスはコロナ陽性のため欠場。また、マクセンス・パロットは、陰性のようだが、同じカナダのチームメイトのマクモリスが陽性だったため、大事を取ってトリップを控えて欠場したようだ。
Jeep Men’s Snowboard Slopestyle Final
Rank | Name |
---|---|
1 | Dusty Henricksen |
2 | Mons Røisland |
3 | Rene Rinnekangas |
4 | Judd Henkes |
5 | Marcus Kleveland |
6 | Red Gerard |
7 | Sven Thorgren |
8 | Ståle Sandbech |
9 | Lyon Farrell |
10 | Sebastien Toutant |