本日のニュースでも紹介されているように、32、ステップのムービーが遂にアップされました。
http://www.dmksnowboard.com/news/
プロデューサー、ショーン・ジョンソン。
スノーボード界では、世界一のプロデューサーであり、プロモーターであると思います。
少ない予算をうまく使って、メディアを味方に付けて、自分のブランドを売り出す。
決して、自分だけの利益ではない。今回は32という仲間を引き寄せています。
世界ナンバー1専門誌のトランス誌にしても、ヨーロッパ誌ナンバー1の専門誌のヨーロッパ誌にしても、この作品をいち早くリリースできるという特権があり、一生懸命に宣伝してくれます。
32とステップにとっても、このプロモーションは、計り知れないほど大きいでしょう。
ショーンの凄いところは、そのライダーを選択する辣腕ぶりにも現れていると思います。
今回出演するライダーの中には、シモン、JP、ジョーにも負けない実力者が多いです。
しかし、シモン、JP、ジョーには、他のライダーを圧倒するスター性があります。だから、この3人を前面に立たせた作品を作るし、ステップの売り込みもこの3人がメインです。通常、このような地位にいる人は、なかなかそこまでできるものではありません。ライダー露出のバランスを考えてしまうものです。
でも、元々、ライダーであり、撮影先駆者であり、何よりキレ者のショーンだから、そこは容赦なく、ぶった切って、この3人を前面に押し立てるんですね。大したものです。
分野は違いますが、プロ野球で野村監督が、ある駒(選手)で見事な戦略を立てることで有名です。
ショーンは、それに近いような仕事をしているところがあります。
少ない予算でもバートン、フォーラム、DCらと、台頭に戦っているというところがありますね。
きっと使える予算は、他の大御所プロダクションよりも圧倒的に少ないハズですが。
だた、野村監督と違うところは、スターを引き寄せる魅力があるところ。
多くのライダーに、ショーンと仕事をさせたい、と思わすカリスマ性があります。
そういった部分では、長島監督っぽいところもあるのかな、と思います。
ともかく、今年のショーンの作品。
日本でも最も注目を浴びる作品になるのではないでしょうか?