高校3年生からの相談回答

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自分のところには、時々、進路相談、
スノーボードに関する仕事の相談などが舞い込みます。
今日も、高校3年生からの相談、質問があったので、以下のように回答しました。

自分も高校の時は、正直、スノーボードのビジネスを理解していなかったし、
それこそ最近まで、知らないこともあったのですが、
正直、インストラクターやスノーボードショップの店員というのは、
一生の仕事としては、どうかな?と思います。

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イントラ方面なら、どこかのスクールの校長、プラスアルファの仕事が求められます。

ショップなら、店長、さらにはオーナーという形でないと。
せめて大きなショップや勢いがあるショップなら、
ある程度の保証はあり、良い形に収まる可能性もありますが。
実際、そういう方も知っています。
ショップの超主力選手になっているということが肝心です。

どちらにしても大変で、リスクの割には収入が少ないということで、
あまりオススメできるものではありません。
よっぽど、誰よりも自分が適任であり、
というか、誰よりも志は高い、という気構えがないと無理です。

もし、ご両親のサポートがあれば、留学して考える時間を作るのも手です。
そこで、英語を学び、スノーボードを学び、これからの人生のヒントをつかめば。

人間、どこに行っても一生懸命やって上を目指さないといけないですが、
スノーボードの市場は思っているよりも小さいと思うので、
スノーボードとは、まったく関係ない仕事をして、
これからもスノーボードを一生懸命に楽しむという手も大いにあります。

実際、世の中にはそうされている人が多いです。
自分の周りにもdmkクラブに入っている方は、そんな人が多いです。
しっかりと仕事を持ち、休みの日にはしっかりとスノーボードで遊ぶと。
ライダーとかと違ってお金に多少の余裕もあり、
旅行を楽しみ、スノーボードを楽しみ、買い物も楽しみ、
そして、ファミリーとの時間を楽しんだり。

一方、ライダーの方は、一杯のコーヒーを買うのに悩む姿があったり、
寝泊まりを探すために、スポンサーメーカーのオフィスで泊ったり、
本当、大変だなあ、という世界です。

だけど、好きでやっているので、強烈な充実感を味わっているのも事実だと思います。
不安を打ち消すように、まっしぐらに進む姿勢は、
人生のかけがえのない時間を過ごしているのかもしれません。

ところで、安定というのは、自分で作るものだと思います。
「世界を視野にしてスノーボード関連で安定した職業」というのは、
もちろんそういう世界もあるけど、そこまで行くのに、
自分で道を切り開かないといけません。

今から1日英単語を1つ、英文章を1つでも覚える努力をすること。
インターネットなどで、世界のスノーボードの仕事の種類を探してみること。
スノーボードのイベントに行って、
メーカーの人が、どんな動きを観察するのか、見るのもいいです。
ボランティアでアルバイトさせてもらって、
仕事を見せてもらうのも手かもしれません。
ともかく、どんどん行動していかないとダメです。

毎日1つでも何かつかんで行動すれば、必ず道は開けます。
しかし、行動せずにもんもんと考えているだけでは、
何もスタートしません。

これはスノーボードに限らず、どんなことにも共通することですが、
1日を無駄にしないことです。
高校3年生ということですが、もう二十歳まで700日ぐらいしかないと思います。
22歳まで1400日とかでしょうか。
時間は、あっという間に過ぎます。
1日を無駄にしないように、良い意味で焦ってください。

若い時にそういう気持ちになれた方が、得です。
世の中には、あなたのような悩みを抱えた25歳前後の方が少なくありません。
今、悩んでいるからこそ、ラッキーだっという面がありますよ。

ところで、今日は、通常のサッカー練習に加えて、今週行うU12トーナメントの練習もありました。
このトーナメントは、各エリアのセレクトチームがウィスラーにやって来るというもの。
ウィスラーには、U12のセレクトチームがあるけど、そこに洩れてしまった選手7人、そしてU11先鋭の5人が加わり1チームの特別チームができました。

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