信じられないような事件

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信じられないような、事件が起きました。
昨夜、バンクーバーカナックスの負けに怒りの収まらなかった一部のファンが暴徒化したのです。

140人以上もの負傷者が出て、
14台もの車が壊され、
商店街のガラス窓は壊され、
略奪行為も行われ、
あちこちで火も出て、
興奮した人は、壊れた車の上に乗り、
炎に包まれた車の前で、記念撮影するバカ野郎、
ボストンのファンとケンカになり、ストリートファイルする者も出て、

本当に信じられない、最悪な事件。

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カナダのニュースでは、そんなことを恐れた子連れの親御さんが、第2ピリオドの時に帰宅したということで、その点は良かったと思いました。

だけど、将来、プロのアイスホッケーを目指す子供たちにとって、この光景は酷いものになったことでしょう。
自分が将来、プロになった時、負ければこういうことが起きてしまう、ということを考えたら、ブルーな気分になるかと思います。

また、世界にこんなニュースを発信してしまったことで、カナダ人は恥ずかしいに違いありません。一部のファンのやったこととは言え。

カナックスは、今季も頑張って、プレイオフに出場し、さらに劇的なゴールを重ねながら、ファイナルまで来た。
17年ぶりのファイナル。
そのことは、とてもリスペクトに値すること。誇れること。
ファンは、パレードで迎えるべきことでしょう。
ところが、こんなことになるなんて。

ところで、17年前もやはり優勝できなかったことで、ファンが暴徒化したとのこと。
だけど、今回の方が被害は大きいらしいです。

仮にこれが日本だったら、こんなことは起きないでしょう。
例えば、先のサッカー、アジア・カップで日本がオーストラリアに負けたら。
その前のワールドベースボール・クラシック決勝で日本が韓国に負けたら。
ファンは暴徒化したでしょうか?

きっとしなかったと思います。
ファンは悲しみ、泣くことはあっても、一方で決勝まで行ったチーム、選手を称えるのではないでしょうか?

僕は、そんなことを想像していたら、その点で日本人は誇れる民族だ、と思いましたね。
今回のようなことは、カナダで二度と同じようなことが起きてほしくない事件です。

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