燃えたPJ

今日は、大河のサッカーの試合。相手は同じウィスラーのチーム。お友達ばかりのようなチームだけど、同じウィスラーということで、コーチとしてはライバル心も出て、両チーム勝気満々。

キックオフは、3時半だって!
無理だよ~。だって、大河が学校から帰って来るのって、3時15分から20分の間。それから即効で着替えてもギリギリじゃん。
ということで、大河は、キックオフの時間に到着。先発から外れました。
だけど、みんなも学校なのに、よく間に合っているなあ。親御さんが学校に迎えに行ったのかな。

ウォーミングアップの時間がなかったからでしょうか。前半、大河の動きもう一つ。サイドのバックという大河には不慣れなポジションも良くなかったようです。勢いあまりドリブルで上がり過ぎて、ボールを奪われ、そのまま空いたバックに隙ができ、得点されてしまったという展開もありました。

前半は、0-2で、負けたまま折り返すことに。

チームの指揮を執るクロスさんは、結構、厳しい感じで、みんなにいろいろ指示していました。もっとパスを出せる内に出せとか。

そして後半戦スタート。僕は大河があまり走っていないように思ったので、「もっと走れよ」とアドバイス。

後半早々、大河はチームメイトのライアンとボールを見合うようにして相手に奪われてしまうミスがありました。そしたら、もう一人のコーチのPJさんが烈火のごとく「何やってんだ!」みたいな感じで怒りました。いつも熱心に応援したりアドバイスしたりはするけど、何より温厚なPJ。それが、今日はキレた感じで、ビックリ。

このことをきっかけに「大河、戻れー!大河、あの選手をマークしろ!大河上がれ!」って、ともかくよく大河ばかりを叱咤激励しました。

大河は、そのPJの声に目覚めたかのように、急にハツラルとプレイ開始。この時、守備位置は、ミッドの左サイドだったかと思うけど、中央から攻め上がったり、戻ったり、グランド全体で、よく走るようになりました。

本人も相当、苦しかったに違いないけど、今日のPJコーチはさらに厳しかった。大河に対する声の張り上げを止めないのです。まさに燃えるPJ。こんな厳しいPJを初めて見ました。

僕は心の中で、「大河、頑張れー、PJは期待しているから、あんなに厳しく声を出してくれているんだぞ。負けずに走り続けるんだ。」と、思っていました。

すると、PJが僕の方に駆け寄って来て「大河がしっかりと動けるように、あえて厳しくしているんだ。」と、わざわざ説明してくれました。僕はそのことを知っていたので、「PJ、わかっているよ。大河は、PJの声を受けてから目覚めた。ありがとう。」と答えました。

まさに寝ていた猛獣が急に目を覚ましたかのように大河は、暴れ出しました。
相手の選手の後を追い、強引にボールを奪いに行き、転び。すかさず立ちあがって、またボールを追って、強引過ぎるくらいに体を入れてボールを奪い返し、センタリング。このプレイには、鳥肌が立ちました。

最後の方は、みんなバテて来たせいか、走っている大河がさらにボールを触る時間が増えました。そのたびに、PJが怒鳴って、大河はそれに応えるようにチャンスを何度も演出。だけど、結局、そのまま0-2で終了。

残念ながら負けてしまったけど、大河がよく走って、良いプレイをしたので、嬉しい気分になりました。今日はまた一歩成長できたと思います。

そして、最後にPJは、大河のことをしっかりと抱きしめ、良くやったな、という笑顔。
大河は、本当に良いコーチに恵まれたな、と胸が熱くなりました。そして、PJに改めて感謝の念を抱かにはいられませんでした。