意外と知られていないカナダの国内事情

日本では、今、年内に衆議院解散されるかどうか、という話が出ています。
その一つの焦点として、海上自衛隊による給油活動を継続するか、ということが挙げられています。

今月20日の日本のニュースでは、

アメリカ側が「海上自衛隊による給油活動は、アメリカにとって重要であるだけではなく、国際社会にとってひじょうに大切だ」と強調し、さらに「給油のみならず、アフガニスタンで他の形での貢献をしてくれることを期待している」と語り、給油活動以外の支援策にも期待を示した、とありました。

日本では、アメリカ追行の姿勢に「NO」という声もありますが、
カナダでは、なんと84人(※)もの兵士がアフガニスタンで亡くなっています。日本では、一人でも兵士が死んだら、世論がひっくり返りそうだけど、もの凄い数字ですね。
(※確かそれくらいの数字だったように記憶しています。)

BSE(牛海綿状脳症)に関しては、カナダでは14例目の感染が確認された、とのこと。
日本なら一例でも出たら大騒ぎだろうし、何より、そんな例が出たカナダから絶対に牛を買わないだろうけど。こちらでは、いつもように(?)平穏に(?)、毎日、そんな牛肉たちが販売しています。昨日も僕は、そんな牛肉を食べました。
その背景には、「まずウチらは大丈夫だろう」という一般消費者の気持ちなのだと思います。

「食の安全!」という世論の高さに押されて、日本では牛肉の輸入が厳しく行われていますが、もしかしたら、そんな牛海綿状脳症に犯される確立は、都会に住んでいてカラスのウンコを頭にひっかけられるよりも低い確立なのかもしれません。きっと、車の運転で死亡するよりも低い確立なのでは?

原油高も関係し、好調なカナダ経済。今は、1カナダドルが100円以上で、つい先日までカナダドルの方がUSドルよりも高かったのですが。
失業率は、なんと6.3%もあります。だけど、国内の世論では、「ずいぶんと失業率が低くなった」とホクホク顔なんです。

日本では、確か4%台で、増えたとかワーワー騒いでいましたが。カナダで4%になったら、むしろ大きなニュースでしょう。「カナダの失業率なんと4%台に!」という新聞見出しが出ようものなら、それは大いなる好景気だ!という話になるのだと思います。

日本での政策金利は、1%以内。確か昨年0.75%まで引き上げられてワーワー騒いでいたのですが、カナダでは今年下げて4%になっています。なんなんだ、この開きは!(笑
今、日本の政策金利が4%なら、誰も家を買わなくなっちゃうよ。

ともかく、こうして日本とカナダを行き来し、経済や政治などを見ていくと、日本ではなかなか感じることのできなかった、先進国の常識というのものが見えてきます。

もちろん僕はカナダが常識だとか、日本が非常識の国とか言っているのではありません。
ただ、カナダと日本を比べてみると、そこに日本では常識だと思っていたことが、世界では非常識になることだってある、ってことを知ってほしいな、と思いこんなことを書いてみました。