オレの将来

今日も暑い日だ。そして、ここ最近いつもと同じような毎日である。
午前中は執筆ワーク。午後も子供たちが昼寝ている間まで執筆。その間、ウエブでヤンキース戦を聞きながら、松井の打席になると画面をチェック。
そして、お昼過ぎにはシャーリーが仕事に行き、オレが昼寝から起きた子供たちの面倒を見る。
子供たちを家の前の公園で遊ばせながら、ふっと自分の将来について考えた。
「オレって今、何歳だっけ? 確か30代も後半に入ったよな。もう、目の前には40代が近づいて来ている。なんか、このままじゃヤバイなあ。山の仕事はまだまだ10年以上、いややる気になれば死ぬまでやってられるかな。だけど、いつまでオッサンがスノーボード雑誌に出ていていいわけでないし、キャンプだってオジサンに教わりたいと思うのだろうか。いやいや、最近はオジサン・キャラで浸透しているし、まあ読者に飽きたと思われるまでやってもいいかな。だけど、いい加減この撮影って不定期な収入のヤクザ的な仕事で生活するのも、どうかなあ。もう40代に入るし、もっと他にやることないかな? 日本にいれば、いろいろ違った立場もあっただろう。例えば雑誌の編者長にもなっていたかもしれないし。その気持ちが今やっているウエブの仕事だけど、これは一応商売という流れはできたけど、いつまでやったらこの川は太く力強くなるのか。まったく不安定だ。うーん、考えてみたら、19歳で会社を辞める決心して、スノーボードに走った時よりもマシかな。だけど、あの頃はまだ若かったしなあ。うーん・・・」
クレアちゃんのブランコを押しながら、なかなか答えが出ない将来についてさらに考えていた。
「答えが出ないなあ。だけど、このままでいいハズがない。オレが以前、考えていたお茶のカフェ商売はどうかなあ。最近は大手も始めてしまったというから手遅れか。そもそもそんな時間もお金もないなあ。とりあえずは、今、自分がやっている仕事を見つめ直すしかない。やる気になれば、いろいろできるんだけどね。なかなかお金が回らなくて停滞するというか。今年のシモンのビデオはどうかなあ。あれは、かなり行けるような気がするけど。だけど、結局、日本だけでは自分の1年の報酬を支える大きな仕事にはならない。やはり北米でも勝負できる!ってことが大切なんだよなあ」
そろそろクレアちゃんをブランコから降ろそうろとしたけど、嫌がって降りない。仕方ない、もっと押してやるか。
「10代というのは、一応、ディスコとか行ったり飲み会とかしたりして遊んだな。20代になってスノーボードと共にカナダやニュージーランドに行って、そして30代の今ではこんな活動をしている。雑誌、ウエブとか。だけど、オレの財産はクラブ活動かもなあ。最近改めて感じるけど、彼らに耳を傾けることが、結局、良い企画ができることになる。なんだかんだ言ってフサキさんって近寄って来てくれるし、ありがたい存在だよなあ。うーん、だけどこれから40代に入って、どう食って行くか。そこが難しいんだよなあ。」
もういい加減クレアちゃんをブランコから降ろした方がいいだろう。今度は砂場ならぬ小石場で遊ばせながら、考えた。
「待てよ。基本的にもっとやることあるんじゃないのかな? 今置かれている立場から。カナダに15年いて、まともな英語を話していないから、もっと積極的に英語を学ぶことが必要だろう。あと、目の前にある仕事だって、どんどんやっつけることができれば、新しい企画に着手できるんだよなあ。そうすればその仕事で報酬も上がるし。ウエブの仕事だって、リンク集とかライダーのページとかやらなきゃいけないことたくさんあるな。後は・・・」
そんな考えをして行く内に、結局、今、目の前に与えられた仕事、それはお金になるものだけでなく、子育ても含めて広く考えた部分までの仕事、それをこなしていかないといけないんだよな、という当たり前の結論に達した。それをやりつつ、40代のことを考え続けたら、きっと神様は良い道案内をしてくれるに違いない。結局、最後はいつものように強引に(?)プラス思考でまとめる自分だった。