ウィスラー長屋文化

長屋と言えば、一つの建物にそれぞれのファミリーで仕分けしている集合住宅。僕の故郷でもある江戸川区・平井のように下町の狭い路地に面した木造の住宅、というイメージが強いのではないでしょうか?

ここウィスラーにも、そんな下町のような文化があります。それが、今、僕が住んでいるスプルースブローグというエリア。

僕が住んでいる建物には、6軒入っています。タウンハウスと呼ばれる物件。同じような建物が、7つもあります。
ウィスラーの家は、ほとんど1億円以上のリッチなところが多いけど、ここは2千万円程度で買えるローカルのための物件。1つの物件が、1ベッドルームか2ベッドという小さいのです。特別貧乏ってわけでないけど、ウィスラーのごくごくあたり前の家庭、いや、ここの平均レベルではやや低賃金層かな、が住んでいます。

日本の下町とよく似ているところは、

子供たちが毎日、近所の外で遊んでいる。
誰かしら必ず近所の子供がウチに遊びに来る。
その流れで子供たちは食事をご馳走になったり、時にはいっしょに風呂に入って帰って行くこともある。
塩、砂糖、卵など、よく貸し借りする。
例えば、朝、ホットケーキを作っていて、卵が足りないとわかると、「おい、大河、隣に行って卵をもらって来て」というあんばいです。

そんな下町のような文化で、今日は、ボス猿ヘーリーが、ガレージセールを開いていました。
このヘーリーというのは、だいたい9歳ぐらいの女の子で、このエリアでは最も強い感じの子。息子の大河曰く、「ボスは僕だよ」ということだけど、まだ大河がこのボス猿に到底勝てるとは思えないです。木登りも上手だし、日々の暴れ具合も凄い。ヘーリーの声が、このエリアに木霊しない日はないというほど、いつも大きな声が聞こえて来ます。今、この日記を書いている最中にも、「トーイ・フォー・セール!(おもちゃを安く売ってまーす!)」という、元気な声が聞こえて来ます。

商魂もたくましく、すべての近所のドアを叩いては、営業活動をしていました。いやあ、このガッツ僕も見習わないと。
そして、近所の子供たちが、集まって来たのです。
残念ながら、子供たちにお気に入りのものは少なかったようで、あまり商売繁盛していなかったようですが。

子供たちの集まっている様子を見ると、故郷の駄菓子やの光景を思い出すのでした。

近所の子供に商品の説明するボス猿(中央の女の子)。勝手に他人の家のエリアを使っているところも凄い。