ご褒美ライディング!

朝、今日も元気に生徒さんと接していました。ハワイから来たカップル、バンクーバーから来たおじさん。初めてですか? だけど、安心してください。僕がしっかりとスノーボーダーへの道にご案内しますよ。楽しみながら、上達できますよ。今、不安な気持ちとエキサイティングな気持ちが混じっていることでしょう。大丈夫、僕がいれば不安な気持ちは払拭させて、エキサイティングな方向に導きます!
 
そんなテンションだったのですが、ボスがやって来て、
「フサキがここの生徒を受け持つの? いいよ、レベル1は、彼にやってもらうから」
と、他のイントラに仕事を降ってしまいました。
 
「えー、それは殺生な。せっかく気合入れて、イントラしようと思っているのに・・・」
 
だけど、不思議なほどボスは、仕事をさせたくなさそう。一昨日話した時は、メチャクチャ来てくれ、という感じだったのに、どうしたのだ?
 
そんなわけで、午前中は結局、クラスを受け持つことができず。
こういう時は、ボスを含めて、あぶれた仲間たちと楽しくフリーランです。だけど、これも一応スタンバイだから、仕事なんですよ。つまり時給を払ってくれるのです。カナダのイントラって良いですね。
ボスはあぶれた組を誰を帰すことなく、みんな引き連れて滑るようにセッティングしました。
 
いやあ、これが凄く楽しかった! というのも、季節外れの信じられないパウダーだったのです。クリークサイドへ降りる永遠のパウダーコースをガッツリと攻めました。あれだけ攻めたのは久しぶり。もしかして、10年ぶり、いや20年ぶりかも!? 向こうがどうなっているかわからなくても、とりあえずパウダーだし、おもいっきいり突っ込んでおけば何とかなる。とりあえず着地が見えた時に、対応考えればいいや、ってなもんです。
 
僕たちはランチ時間がほとんどなくなるほど、モーニングセッションを楽しみました。
 
午後になり、クラスを受け持つのかな?と思いました。
このパターンでクラスを受け持たなかったことはありません。しかし、やる気満々の若手などがいたので、彼らに任せて、またあぶれ組になってしまいました。一応、仕事しに来たけど、仕事はなしって状態です。しかし、またまたボスはニコニコしながら、フリーラン宣言! 雪が良いからでしょう、静かな笑顔に強いテンションが伺えます。そして、みんなウェアーを着替えなさい、とのお達し。なるほど、どうやら僕たちは禁断の(?)滑走外エリアに行くようです。イントラのユニフォームを着ているとそんなところには行くことができないので。
 
だけど、僕の場合にはロッカーがないので、着替えることができません。あきらめて帰ろうかと思ったけど、ボスがわざわざ自分のところにウェアーあるから、それに着替えないよ、と。そこまで言われて付いていかなければ男が廃るってもんです。スイッチしっかりと入れて、突っ込むモードに入りました。モーニングセッションで充分に潤滑油は注入されているので、スタンバイOKです。
 
そして、僕たちはウィスラーのバックカントリーで有名なカイバースに行きました。今まで何度もカイバースに行ったけど、これほど良いライン取りなかったです。ナチュラルなジャンプが豊富で、ノートラックのおいしいパウダー。斜度もあり、ターンするたびにスプレーが舞い上がり、口の中に雪煙が入ります。長い長いパウダーのコースを夢中で滑りました。
あまりにもテンション高くなり、途中にあったヒッツでもスピードチェックなしに突っ込みました。フラットまで飛んでデングリ返し。上の木にもぶち当たって、スッテンコロリ。だけど、調子良かったせいか、雪まみれになりながらも、痛い思いまったくナシ。転がるのもスノーボードばかりって感じで、楽しみました。
 
一シーズン頑張ったイントラには、わざと時給が付くようにスタンバイ状態でフリーランをさせてくれる、と最近ある仲間から聞きました。あっ、そうか今日はご褒美ライディングだったのだ! さらに神様から素晴らしいパウダーのご褒美もいただき、本当にハッピー・デイでした。