【フサキ日記】ユータの心意気

久しぶりにユータ(渡辺雄太)に会いました。
ユータはハートフィルムをメインにウィスラーのバックカントリーで活動するライダー。
独特な雰囲気で人を魅了し、業界では評価が高まっています。

これからは、スノーモービルを使わないで、足を使ってハイクしたところを攻める、と燃えていました。
山男の活動は、ますます拍車が掛かりそうな気配です。

今日、会った理由はユータがこれから製作するというフリーペーパーのスノーボード雑誌の写真使用料金を支払ってくれるため。

最初、僕はこれからの雑誌だし、資金もないだろうと思い、ギャラはいらない、と言いました。
だけど、ユータはちょっと迷ったようだったけど、結局、払うと言うのです。
僕は改めてメールで「いらない。その代わり何かDMKサイトの宣伝になるようなことを掲載できないかな?」と伝えたら、結局のところ、こういうメールが返って来ました。

「ありがとうございます。フサキさんのご好意、深く受け止めさせて頂きました。
ですが、その後かなり迷いに迷ったのですが、やっぱり甘えさせてもらう訳には行きません。

散々考えたのですが、やっぱりライダーとカメラマンが表現した制作物に対する価値を「0」ということにするのは良くないと思ったのです。

そもそも、今回この冊子を作ろうと思ったきっかけは今現在プロスノーボーダーに必要とされている価値という物を無視して、自分の中で価値があると感じることにフォーカスして、スノーボードやスノーカルチャーの魅力を表現したいと思ったのです。」

僕はユータの覚悟を感じました。それではありがたくいただきます、ということになったのです。

今回のギャラは、通常メーカーに提供するような額よりも低いものです。
しかし、現在のユータにとっては、少なくない額。
これを出すということは、普通に年間数億の利益を出す代理店が数万円出す以上におもいきったことなのです。

だから、このいただいた報酬に、かつてないほどの重みを感じました。
と、同時にユータの作るフリーペーパー誌の活動を強く応援したいと思ったのです。

昨今、写真の使用ということになると、なあなあの付き合いで、報酬を払わなかったりするところもあります。
酷いところになると、ネット用とは言え、「Thanks!」の連絡がないところもあります。
普通は、「フサキさん、写真使わせてもらって、ありがとうございます。」とか、一報ありそうなものだけど。
もう、そういうところには、絶対に提供しないですけどね。

そんな中、今回のユータの心意気は、カッコ良かった!
頑張れよ!!

news130811b

(こちらの写真は、6年前にいっしょにブラッコムへ撮影行った時のもの。一歩一歩確実に上昇しているライダー。)