【フサキ日記】ショーン・ホワイトは逃げていない!?

週末、DMKスノーボードのキャンプが丸沼であり、綿谷くんが来てくれました。

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綿谷くんは、バンクーバー、トリノと2度の五輪で日本のナショナルチームを率いて目指し、今回のソチ五輪ではスキーで銅メダルを獲得した小野塚彩那のコーチングもしています。

これから先の活動を聞くと、他の国からのコーチングのオファーなどもあるようですが、まずはゆっくりと休みたいということです。

ところで、そんな綿谷コーチが来たから、参加したキャンパーさんにとっては、コーチングも楽しみながら夜のお話も楽しみなわけです。そこで、質問コーナーを提案すると、綿谷くんは快く承諾してくれました。

その中の質問、「綿谷さんは、ショーン・ホワイトがスロープスタイルを怖がって逃げたと思いますか?」が、ありました。


興味深いですね~。
気になる答えは、

「NO!」

でした。

多くのメディアが伝えたように、みんなも公開練習中のパイプの状況が悪かったと知っていると思います。
そのパイプは、凹のような形で、カックン。
着地の衝撃は相当なものだったようで、それで体力的にパイプに集中せざる得なかったようです。

そんなパイプ・コンディションだったのですが、平野歩夢のパイプでのライディングは神がかりとも称していました。
ソチの本番の五輪でも、雪質はかなり酷かったようですが、それが日本勢に良かったとも言っていました。というのも、アメリカのトップ選手は、普段、良いコンディションのパイプでしか滑ったことがないので、あのような状況でうまく対応できなかったということです。

それと、もう1つ。スロープスタイルのコースが危ないということに関しても指摘してくれました。
選手たちが集まってクレームを付けたのは、あのマトリョーシカのジブ・アイテムから最初のキッカーまでの距離感が短か過ぎたということだったそうです。本来なら、そのことがクローズアップされないといけなかったのに、あたかもコース全体が悪いと見られてしまったのです。

その大きな要因は、トースタイン・ホグモがケガでしょう。あのケガは、トースタインの不注意というか、不運がもたらしたものだと思います。でも、あのケガでスロープコースが危ない、さらにはその怖いコースからショーンが逃げたと、マスコミに誘導されるがままに(?)、多くの人がそう思ってしまったわけです。

でも、現実には、ジブから最初のキッカーまでの距離の修正が必要だったということと、ショーンはパイプのコンディションの悪さからパイプに集中せざる得なかったということだそうです。

ところで、みなさんあまり知らないかもしれませんが、綿谷くんは長野五輪では悲運のアスリートでした。
というのも、出場はできると言われていたので、確か北海道の方で練習していて、ところが後から他の選手がW杯に出場して良い結果を出して弾き出せれたようになってしまったのです。僕もくわしいことはわかりませんが、綿谷くんにはしっかりと情報が伝達されていなかったようで、このような悲劇が生まれてしまいました。

そして、ご存知のように、先の五輪では国母カズの服装問題で責任追及などもありましたね。当時はスノーボードを代表するコーチだったわけですから。

今回のソチでは、スノーボードとは離れたけど、スキーの小野塚選手のコーチになりました。それにしても、スキー界のコーチからは、おもしろくなかったことが想像できます。その確執は、かなりあったと。
だから、綿谷くんにとっては、五輪というのは本当に様々な因縁が絡んでいるわけですが、今回、小野塚選手がメダルを獲得したことで、五輪に対しての1つの区切りを付けたのかもしれません。個人的には、ちょっと休んでいただいた後は、またコーチとして活躍することを願っていますが。

とにもかくにも、長年、綿谷コーチにお世話になっているDMKとしては、本当にご苦労様、おめでとう!と言いたかったわけです。
そして、今回も素敵な時間をありがとう、と。

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