【コラム】才能を引き出す

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文:齋藤 稔

「あなたにも隠れた才能が必ず眠っている。

こんなことをいきなり言われると怪しい宗教とかの勧誘に聞こえそうだがそうではない。実際本当の話なのだ。例を挙げればショーン・パーマー。彼はとんでもないタレント(才能)の持ち主。一昔前はHPで、ここ数年ではBXをはじめとするクロス系競技で彼は非凡なその才能を開花させている。トレーニングのために始めたMTBでも競技者として成功を収めているし、現在はモーター・スポーツの世界へ進出を狙っているのだそうだ。彼は本当にすばらしいタレントを持っている。しかし、それだけで成功できるほど世の中は甘くはない。あるインタビューで彼はこんなことを話してい
る。

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「大体一日中何かやってるね。スノーボードをやってスノーモービルに乗って、それからスキーをしてとか。筋力トレーニングはそれほどやらないね。」それやらないというトレーニングの量ではショーンの体はできあがるはずはないから、実際は結構
しっかりと筋力トレーニングをしているのだろう。日本人とは根本的にトレーニングに関する意識が違うこともあるから、しっかりとトレーニングしていると考えて間違いない。こんな逸話がある。スノーボードのトレーニングのために始めたMTBだ
が、ショーン曰く「真剣にやれば一年でチャンピオンになってみせるさ」実際一年後にショーンはMTBの大会で優勝している。ここで重要なのは一年間ショーンが何をしたのかということ。才能だけで勝てるのなら一年後などと言わないですぐにチャンピオンになれるはずだ。だが彼は一年間時間をくれと言っている。そう、その一年間でしっかりとトレーニングとMTBの練習をこなし、彼は大会で勝つための準備をしていたのだ。そんなことを考えるとショーンパーマーは才能も凄いが並ならぬ努力をいとわない努力家と見ることもできる。

話は多少それてしまったがショーンはなぜこれほどまでに多くの才能を開花させることができたのだろうか?その答えは「チャレンジ・スピリット」ではないだろうか。

自分には無限の可能性があると信じ様々なことにチャレンジしたために才能を見つけだすことができたのだろう。つまり隠れた才能を探し出すためにはいろいろとチャレンジしなければならないと言うこと。躊躇や恐怖心を乗り越え、新しいことにチャレンジした時に初めて自分に隠された才能を見いだすことができる。そして、その才能をきっかけに努力することで才能を伸ばし、自分の能力をあげることができるのだ。

眠っているあなたの才能。そろそろ起こしてあげませんか?

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