【コラム】プロモーション投入がうまいBurton

Burtonが、いよいよ動き出しました!
チーム・ビデオの予告編を出し、ホームページを13-14シーズン用にリニューアル。ここまでの流れは、まさに「静」から「動」へ一気という感じです。

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(左、日本用のメルマガ。右、北米用のメルマガ。)

こうしたリニューアルの動きを明確に見せるのは、Burtonしかないのではないでしょうか。アメリカと日本、そしてきっとヨーロッパなど世界中も同時に動いたのです。

いつも思うのですが、Burtonは時間資源の投入がうまいと思うのです。

Burtonは、ここ最近ずっと静かな動きで、シーズン中頻繁にアップして動画もピタリと更新が止まりました。
しかし、ここぞとばかりに一気に動き出すのです。

これは、この期間にこうしたプロモーションをすることで、良い収益が上げられるというデータがあるからでしょう。
まさにここぞ!という時に惜しみなく、投資して来ます。
このウィンタービジネスが、他のビジネスとの最大の違いは、収益期間が短く、冬場に限られること。
よくビジネスの言葉に「80対20」というものがあり、それは例えて言うなら20%の優れた商品が、会社利益の80%を担うというふうに使われたり、
20%の期間で、会社の一年の80%の収益を生み出すなんて使い方をされるのだけど、このウィンター業界に限っては、「90対10」という印象さえあります。

12月の1か月の期間で一年の90%の収益を生み出すという感じも!?
ちょっと大袈裟すぎる表現かもしれませんが、間違いなくこの波が強い業界であることは確かです。
だから、その波にしっかりと乗って稼ぐために、その期間へ向かって集中したプロモーションが行われるのです。
他のブランドが考えないといけないのは、そのプロモーションの時期でしょう。
確かにある程度、どこでも考えたプロモーションをしているし、ある程度のプロモーション量も発信しているけど、Burtonほど考えられてはいないと思うのです。

言葉は悪いけど、出たとこ勝負。
できた動画はさっさと上げて、そこで生まれるプロモーション効果はどんぶり勘定。
最悪なのは、プロモーションだけしておいて、商品の発送が遅れるパターン・・・。
一方、Burtonはデリベリー時期、売りたい商品、そこで考えられたプロモーション内容、プロモーションを発信する時期など、トータルでしっかりと考えられていると思います。すべてがリンクされた、つまり計算された行動になっているように見えます。

プロモーションの場合、いくら一発良いものがあっても、他になければ焼け石に水。
例えて言えば、キャンプファイヤーのようなものです。

いくら新聞紙を丸めて入れて、その時だけ火をボワーって燃やしても、そこにつながる小枝がなければより強い火は生まれないし、さらにその小枝からもうちょっと大きい木がなければキャンプファイヤーは大きく育ちません。
そうして、計算されたプロモーションというファイヤーを生み出すのが、Burtonはどこよりもうまいように思うのです。
僕はDMKsnowboard.comの運営から、世界から発信されるスノーボードの動画に対して、敏感なんですが、今年も改めてBurtonが見せた「静」から「動」の動きに関心しました。これから急激にBurtonから動画が発信されるし、様々なプロモーションの動きも出ることでしょう。
9月から10月は4発の最新ビデオをWEBサイトから無料配信。しかもトップ・ブランドらしく業界のカテゴリー、すべてフォローアップ。バックカントリー、ストリート、ガールズ、リゾート(パーク)という具合です。
そして、その動画プロモーションから、11月の商戦につなげていくようです。

もちろんBurtonよりも小さなメーカーには、ずっと少ない限られた予算内なので、同じことをやろうとしてもできません。しかし、プロモーションの時期、プロモーションの量などはもっと計算して有効に使えることもできます。だから、マネできる良いところはどんどんマネすべき。
そして、何かしら勝ってみせる!という気構えで挑み、計算して行動すること。そうすれば、この業界がもっともっと活性化されるのではないか、と思います。