北京オリンピックを目指す地元中国チームから、興味深いニュースが入ったのでご紹介しよう。
コロナ禍において、中国チームに大きくたちはだかった問題に滑走不足がある。
元々、人工雪が多いスキー場の中国の選手にとって、海外遠征は重要なトレーニングだった。
だが、国からの強いコロナ対策要望で、中国のスノーボード選手たちは、ワールドカップに出場できない状況だ。
そこで、白羽の矢に立ったのが、なんとアルティメットファイト、UFCのトレーナーに活路を求めてフィジカルを鍛えることだった。(以下、そのことを伝えるアメリカの放送内容)
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以前、中国のナショナルチームのコーチに取材したことがあるが、彼は中国の特徴と問題点を以下のように伝えていた。
1つは、ワールドカップに出場できない経験不足の問題。
もう1つは、中国では金メダルこそ誇るべきもので、その他の色のメダルに関しては、他の国よりもあまりリスペクトされないということ。
中国にとって、「健闘した」とか、「メダルを獲った」とか、それほど賞賛されないようようで、「一番になった」「金メダルを獲得!」ということが、大事だいう。
中国のナショナルチームの状況は、女子ハーフパイプ陣こそ強いものの、他の男子パイプ、スロープスタイルは、まだまだという声が大きい。
今回の映像を拝見しても出て来るのも、Xuetong Cai(蔡雪桐)、Jiayu Liu(劉佳宇)の二人で、中国は国の威信を掛けて、二人を後押ししているように見える。
メダルを狙う日本の女子チームにとっては、強力なライバルたちだ。
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