いよいよ始まった今シーズン最大のスノーボード・イベント!歴史あるBURTON US OPEN。
この源流は、故ジェイク・バートン氏も参加したNational Snowboarding Championshipsで、1985年からUS OPENという大会名称になった。しかし、その頃の大会は、ダウンヒルなどのスピード競技で、まだスノーボーダーならではの大会を模索している段階だったと言っていいだろう。
それから3年後の1988年、遂にUS OPENにおいてハーフパイプ種目がデビューする。それからというもの、US OPENにとってハーフパイプは歴史ある伝統の大会。US OPENパイプ王者は、ある意味、この業界に生きる者、スノーボーダーを愛して止まない者にとっては、オリンピックよりもXゲームよりも格式が高いライダーという認識があった。
そのUS OPENのパイプが、遂に今回、2020年にハーフパイプそのものの形がリニューアル修正された!
この未来を示すようなパイプは、たくさんのライダーたちの意見を受けいれ、最も進歩的なデザインということだ。
以下にバートンがインスタから公開したハーフパイプとスロープスタイルのデザインを紹介しよう。
スロープスタイルも、これまでよくあった最後の3連キッカーという流れではなく、
ジブ・セクション→ジブ・セクション→ジブ→トランジション・ジャンプ→トランジション・ジャンプ→ジブ・セクション→ステップダウン(ビッグキッカー)
となった。
これまで以上にトリッキーな印象で、まさにスロープスタイルもネクスト・レベルに挑んだ印象。
この世に生まれた数多くのスノーボード競技、しいてはオリンピックの種目を示唆する意味において、やはりこのUS OPENがリーディングしていく、そんな強い意志も感じるような新コースである。