BURTONのThe Channelシステムのネジ緩みやすさ対処法

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BURTONのThe Channelシステムとestバインディング。
使った方ならわかると思うけど、ネジが緩みやすいですよね? 滑っている間に、角度が変わってしまってビックリなんてということも。

そういうことがわかっているので、ポケットに常に携帯のドライバーを持ち、マメにネジを締めていたつもりだったけど。
何か最近、幅広くなっているような気がして、バインディングのスタンス幅を測ったら・・・、22インチ以上もあった!

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22インチって何センチ?
調べたところ、55.88センチ。
なんと、56センチ以上ものスタンス幅で滑っていたのです。

僕は、身長165cm。しかも、昭和43年生まれですから、現代っ子のように足も長くない。
推定57センチぐらいのスタンス幅で滑っていたというのは、相当、幅広デス!
でも、意外とこれまで違和感なく滑っていたのも不思議な感じも。

確かこれまでは、スタンス幅52センチ前後で滑っていた記憶があるので、とりあえずいきなり変えるのも良くないだろう、ということでイントラ仲間のタカちゃん(※身長自分よりちょっと高め)と相談し、彼と同じ21.5インチにしてみました。

これでも、54.6センチだから、自分の身長の割にはかなり幅広な感じ。慣れって凄いね(笑
でも、これまで57センチぐらいで滑っていたので、変えた時なんか狭くなったなという印象でした。

で、実際に一日滑った感想は、メッチャ調子良かった!。今まで気にしていなかったけど、ちょっと幅広いスタンスで頑張っちゃっていたようです。
今日はレベル6と言って、上級者の生徒さんといっしょだったので、ダブルブラックとかガンガン滑ったのだけど、超急斜面でもターンがしやすく、しかもオーリーもしやすかった。
自分に合ったスタンス幅って大切!なんて改めて思いました。

そこで、The Channelシステムの緩みやすさ対処法、タカちゃんからアドバイスをもらったので、ご紹介しましょう。

 

The Channelシステムの緩みやすさ対処法

1 毎日、ネジ締め点検を!
それって、面倒じゃない?と言ったら、「そんなの1分も掛からないですよ。」と言われてしまった。
確かに。
2 シーズンに一回、錆びてしまったネジを変えること
なるほど、長年使っていたネジはサビしまい、それが緩みの原因になる。緩むとバインがズレてしまって来て、角度が勝手に変わってしまうことが起きるのだ。
バートンのチャンネル・システムを使っている方、ぜひ参考に!

 

BURTONのThe Channelシステム参考話①

そもそもこのスライダー方式で自由にスタンス幅を変えたり、スタンス角度を変えるシステムを最初に開発したのは、Forumだ。
Forumは、90年代後半、バートンを脅かすような勢いで上昇したブランドだ。
しかし、停滞期に入り、遂に身売りの状態になった。様々なスポーツ大手メーカーが買収に動く噂があった中、最終的にバートンが買収。

その時にバートンが言ったセリフがカッコいい。
「この誇り高きスノーボード・ブランドを他のスポーツ系ブランドに奪われたくなかった。」
確かそんな感じのことを言ったのだ。

でも、バートンは結局のところ、フォーラムをなくしてしまって、救っていないじゃん!って結果に。
意地悪な見方をすれば、このThe Channelシステムをほしかったのか!?なんて勘ぐってしまう。

 

BURTONのThe Channelシステム参考話②

カナダのウィスラーでスノーボードをしていると、時々こんなことを思ってしまったことがある。
「あれ、バートンもこんなボードを出しているのか!レッド・ツェッペリンのグラフィック・ボードだ。」なんて。

でも、よくよく見ると、それはバンクーバー生まれのエンデバーというブランドのボードなのだ。

このチャンネル・システムって、バートン独自のもので他のブランドは長年親しまれた4×4(フォーバイフォー)という4つのネジで締める方式を採用しているものだけど、エンデバーだけはバートンに追従するような形を取っている。ある意味、特殊なブランドだ。
それだけこのチャンネル・システムというのが、スタンス幅調整、角度調整にも優れたシステムということなんだろうね。

でも、僕のように緩んでしまったり、ズレてしまったりケースが多々あるので、今回の記事、参考にしてみてください!

 


飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴32シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWing誌では、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、シーズン中に一回は日本へ帰国しコーチングも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、今なお世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。2017-18シーズン、ウィスラーのベスト・オブ・インストラクター賞を獲得!

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