世界中のスノーボーダーが注目するギアレビューで有名なYouTubeチャンネル、Board Archiveが2025年のおすすめスノーボードトップ5を紹介した。選ばれたのは、以下の5モデルだ。
United Shapes Cadet
Endeavor BOD Legacy
Salomon Sick Stick
CAPiTA Mega Death
Rome Party Mod
また、最後にはTJが普段使用するCAPiTA Super DOAも軽く紹介されている。
動画の後には、TJのコメントをほぼすべて日本語に訳して紹介しているので、ぜひ参考に。DMKサイトも、彼の投稿は毎シーズン注目しており、そのシーズンのおすすめボードの紹介に役立てている。
どうもみなさん、TJです。この動画では、過去数シーズンにテストした中で個人的にとても気に入った5つのボードを紹介します。きっとみなさんも気に入ると思います。それでは始めましょう。
United Shapes Cadet
まず1つ目は、United ShapesのCadetです。これは、オールマウンテンフリーライドに焦点を当てたボードで、方向性のあるデザインになっていますが、リゾート全体を楽しむオールラウンダーとしても優秀です。オールマウンテン志向のライダー向けですが、フリースタイルな感覚も残っており、楽しめる1本です。ボードは方向性のあるアウトライン、20mmのセットバック、そしてわずかなテーパーがあり、柔らかい雪での操作性やカービングの性能が向上します。
また、ボードのほとんどがキャンバードミナントなプロファイルで、前足からテールにかけてはポジティブキャンバーですが、ノーズには早めに上がるロッカーがあり、ターンの開始がスムーズで、深雪でも滑りやすくなっています。このボードには多くのカーボンがレイアップされており、非常にエネルギッシュでスナッピーなフィーリングを提供します。セットバックはかなり大きいですが、ディープデイインサートもあるので、底なしのパウダーデイでもビンディングを後ろに大きくセットすることで、ノーズが雪に埋もれずしっかり浮かせることができます。
このスノーボードが気に入っている理由は、非常に方向性が強いにもかかわらず、楽しいフリースタイルな個性を持っていることです。方向性のあるボードを使ってパークに入ることに抵抗がなければ、パークでも楽しめるボードです。カービングでは非常にエネルギッシュでロックインした感覚があり、リゾート全体を探索するにはとても楽しい1本です。また、深い雪の日でも簡単に浮くことができる機能を持っています。興味があれば、United Shapes Cadetをぜひチェックしてください。
Endeavor BOD Legacy
2つ目はEndeavorのBod Legacyです。昨シーズン、レビューをしていないときに私が主に使用していたボードで、個人的にお気に入りの1つです。
このボードには非常にユニークな構造があり、Endeavorのラインナップではフリースタイルオールマウンテンに分類されます。真のツインボードで、伝統的なキャンバープロファイルを採用しているため、非常にエネルギッシュでパワフルなフィーリングを提供します。加えて、ボード全体に11本のカーボンストリンガーが組み込まれており、さらなるポップとスナップをもたらします。さらに、テンションをかけたグラスファイバートップシートを使用しており、このボードには非常にエネルギーが詰まっています。
また、ウレタン製のサイドウォールを採用しており、ライディングをスムーズにし、振動を抑える役割も果たします。さらに、ボードの四隅には3Dリフトされた接点があり、エッジの引っ掛かりが少なくなっています。伝統的なキャンバーでありながら、このボードは全く引っかかる感じがなく、バター（グラトリ）にも楽しいボードです。中硬めのフレックスに対抗する形にはなりますが、それでもこのボードは非常にパワフルで安定感のあるフィーリングを持っています。ジャンプやレールでもしっかり対応でき、リゾート全体を探索するには非常に優れたボードです。もしエネルギッシュでパワフルなツインスノーボードを探しているなら、Endeavor Bod Legacyを考えてみてください。
Salomon Sickstick
Salomon Sickstickは、そのスムーズな乗り心地と多用途性で際立つスノーボードです。デザインはテーパードツイン形状で、テールがわずかに狭く（10mmテーパー）、スタンスはセンターに設定されているため、フリースタイルに適した感覚を保ちます。このデザインにより、フリーライドとフリースタイルの両方で優れたパフォーマンスを発揮し、山全体で楽しむことができます。
SickstickはSalomonのRock Out Camberを採用しており、ボードのメイン部分でポジティブキャンバーの安定性とエネルギーを提供し、ノーズとテールにはリバースキャンバーが入っているため、ターンの始動がスムーズでプレスも容易です。このキャンバープロファイルにより、Sickstickは安定性と反応性を維持しながら、より扱いやすく遊び心のあるボードとなっています。
156サイズでウエスト幅は25.8cmと広く、深いカービングを快適にこなすことができ、様々な地形に対応できる多用途なボードです。わずかにディレクショナルなデザインでありながら、フリースタイルのシチュエーションでも優れており、ジャンプやジブ、カービングで同様にパフォーマンスを発揮します。ミディアムフレックスにより、遊びやすさと安定性のバランスが取れています。
Sickstickの最大の特徴の一つは、その滑らかさです。リゾート全体を自信を持って快適に滑ることができ、パウダーデイには浮力を少し増やしてくれる利点もあります。山全体を探索できる、楽しくてスムーズな多用途ボードを求めているなら、Salomon Sickstickは検討する価値があります。
CAPiTA Mega Death
リストの4番目のスノーボードは、CAPiTAのMega Deathです。これはCAPiTAのラインナップに新しく加わったモデルで、非常に特別なボードです。軽量な方向性のあるデザインで、最高級の素材が使われています。ボードは少し方向性のあるアウトラインを持ち、フロントの接地点の外側に広がる大きなノーズ、20mmのセットバック、わずかなテーパーがあります。
また、このボードは方向性のあるキャンバープロファイルで、キャンバーがメインのため、パワフルで安定感のあるフィーリングを提供します。テールにはわずかに逆方向に曲がる部分があり、ノーズは早めに上がるリバースキャンバーで、浮力を助けます。しかし、Mega Deathの大きな特徴は、フルカーボン構造です。これにより、ボードは非常にエネルギッシュでダンピング性能が高いだけでなく、驚くほど軽量です。これほどパワーとポップを提供しつつ、軽量なスノーボードは他にありません。
私は昨シーズン、このボードをほぼすべての条件でテストする機会に恵まれました。パークラップ、整備されたゲレンデ、ツリーランの探索、さらには日本での底なしパウダーまで、このボードはどこでも素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。フリーライド志向が強く、非常にエネルギッシュでしっかりとカービングできるスノーボードです。ツリーの中でも軽快に動け、深雪でもしっかりと対応できます。底なしのパウダーの日には、スタンスをさらに後方にセットすることをお勧めしますが、どこに行っても楽しめるボードです。最高級のスノーボードを探していて、軽量でどこでも対応できるボードを求めているなら、CAPiTA Mega Deathを検討してみてください。リゾート全体を探索したい人に向いていますが、パークでも十分楽しめる1本です。少し高価ではありますが、それだけの価値があるボードだと思います。興味がある方は、ぜひCAPiTA Mega Deathをチェックしてください。
Rome Party Mod
5番目に紹介するボードは、Rome Party Modです。これは、オールラウンドで楽しいフリースタイル志向のスノーボードで、誰にでもおすすめできる1本です。真のツインデザインで、フラットからロッカープロファイルを採用しており、非常に汎用性が高いです。ジャンプに特化した超安定したボードを探しているのでなければ、このボードで多くの楽しみが得られるでしょう。このボードには、デュアルカーボンホットロッドが搭載されており、ビンディングから接地点までカーボンが走っているため、反応性が向上し、リバースキャンバーのティップにエネルギーとスナップが加わります。
このボードの大きな特徴は、そのフリースタイルの多用途性です。初めてラップに入るときから、快適な感覚を得られます。プレスもしやすく、ジビングやジャンプにも対応でき、カービングにも悪くありません。ワイドサイズも用意されているので、大きなブーツサイズのライダーにも対応しています。シンプルで汎用性の高いパークボードを探しているなら、Rome Party Modをぜひチェックしてください。毎回乗るたびに楽しめるボードで、昨年も例外ではありませんでした。
CAPiTA Super DOAについてお話ししたいと思います。
2024-2025シーズンの私のお気に入りのボードです。このボードは非常に多用途で、プレミアムな構造と面白いテクノロジーを搭載しています。今年のアップデートレビューも行う予定ですが、軽量で全山をカバーするフリースタイル寄りのボードを探しているなら、真のツインシャーシを持つSuper DOAは非常に優れた選択肢です。
これが2024-2025シーズンの私の個人的な選択です。このリストについてのご意見や、これらのボードの購入を考えている方はぜひ教えてください。ご覧いただきありがとうございました。新しいレビューでお会いしましょう。それでは、また。
