
白馬エリアと言えば、日本有数のスキー場として有名なスキー場が多いが、これまでは各スキー場が別々に営業をしているシステムを持っていた。しかし、今回、11スキー場を一つのスキー場として考える『HAKUBA VALLEY』計画を発表した。
2016-2017シーズンから、この11スキー場共通の自動改札システムを導入する。
この共通ICリフト券を購入した利用者は、HAKUBA VALLEY内の11のスキー場どこでも、窓口に並ばずに直接リフトに乗車することができるようになると言う。
また共通シーズン券は、大人で13万円。
これは白馬ファンにとっては大きな魅力となりそうだ。
実際に、HAKUBA VALLEYは接続しているスキー場が少ないので、一つのスキー場というのは違和感があるが、こうしてまとまっていくことは、国内はもちろん海外のスキー、スノーボード客にも大きな魅力となることだろう。
例えば、カナダで有名なスキー場、ウィスラー、ブラッコムは元々は違う会社が経営していたが、今では一つとなり、その結果、北米ナンバー1規模になっている。当初は2つの山を合わせて、北米最大ということで、多少無理した考えでもあったが、2009年に2つの山を結ぶゴンドラ、ピーク・トゥ・ピークが完成し、15分以内で2つの山を行き来できるようになり、まさに一つのスキー場になった。
白馬もインフラを整えて、各エリアをうまく行き来できるスキー・トレインやゴンドラなど作っていけば、きっと1つのスキー場として日本最大というイメージがより強くなっていくことが考えられる。
国内は、少子化によってどんどん若い世代が減っているが、日本のスキー場の魅力は年々世界に広がりつつある。
日本最大のスキー場は、海外で大きなPRとなることだろう。国内のウィンター・ビジネスに起爆剤になる可能性もあり楽しみだ。