世界選手権で鬼塚雅が銅メダル獲得!飛田流輝わずか表彰台に及ばず4位

広告 five  

本日アスペンで行われたスノーボード世界選手権の最終種目となったビッグエアーで、鬼塚雅が銅メダルを獲得!
また、男子の方では、飛田流輝がもう少しのところで表彰台に立ちそうだったが、わずか及ばず4位入賞となった。

ビッグエアー決勝は、3本滑れて最高得点ランの2本合計ポイントで争われる。
その内トップ2ランは、同系スピントリックは認められていないために、フロントサイド、バックサイド、あるいはスイッチなど含めて多彩なトリックができる実力が必要。

見事に銅メダルを獲得した鬼塚雅は、1本目にキャブ・ダブルコーク1260をメイク。
2本目は、バックサイド・ダブルコーク1080を狙うも失敗。
だが、逆転を掛けた3本目で見事に同トリックをメイクさせた。

広告
https://youtu.be/p_Zts1EVovY

女子の金メダルはカナダのローラー・ブルーイン、銀メダルはゾーイ・サドウスキー・シノット。
さらに決勝の相手は、アンナ・ガッサー、ジェイミー・アンダーソン、また岩渕麗楽、村瀬心椛もいて、まさに世界一の女王を決めるにふさわしい選手たち。

その中にあって大一番という世界選手権でしっかりと結果を残すあたりは、さすがとしか言いようがない。

それにしても戦っている選手たちには申し訳ないが、見ている方は誰が勝つのだかわからない展開にハラハラさせられて、おもしろい!
かつてはジェイミーばっかり勝っていたり、またはちょっと前まではアンナが勝ち続けていた時代もあった。
しかし、今は日替わりで勝者が変わり、おそらくは今回、決勝に進んだ選手たちが、北京オリンピックまで切磋琢磨し合い戦い抜けていくのだろう。果たして、北京オリンピックで勝利の女神が微笑み選手は誰に!

スノーボード世界選手権アスペン大会女子ビッグエアー結果

1 ローラー・ブルーイン(カナダ)
2 ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)
3 鬼塚雅(日本)
4 アンナ・ガッサー(オーストリア)
5 テッサ・コーディ(オーストラリア)
6 村瀬心椛(日本)
7 ジェイミー・アンダーソン(アメリカ)
8 岩渕麗楽(日本)

https://medias1.fis-ski.com/pdf/2021/SB/6046/2021SB6046RLF.pdf

Photo: U.S. Ski & Snowboard / SmugMug

男子の方は、金メダルにマーク・マクモリス、銀メダルにマックス・パロット、銅メダルにマーカス・クリーブランドというお馴染みの実力者がトップ3という結果となった。
その中で、飛田流輝と濵田海人が肉薄するように、4位、5位と迫った。

飛田はバックサイド1620を出して90.50点というハイスコアを出し。また、ラスト3本目は失敗に終わるものの果敢にフロントサイド1800で逆転を狙った。

濵田は、バックサイド1620とスイッチバックサイド1620を繰り出し高得点を収めた。
上位トップ3の牙城は崩せなかったが、日本チームとしては濵田の成長は頼もしく映ったに違いない。
今後、表彰台に立ってもおかしくないレベルに達したと言えよう。

金メダルを獲得したマーク・マクモリスは、スイッチバックサイド1620で92.75という高得点を得て、続く2本目でバックサイド・トリプルコーク1620をメイク!この2本で他の選手たちの得点を引き離し、2021世界選手権の覇者となった。

銀メダルのマックス・パロットは、1本目にフロントサイド・トリプルコーク1620、2本目のキャブ1800は失敗に終わるものの、3本目にキャブ・トリプルコーク1620を決めた。


銅メダルとなったマーカス・クリーブランドは、この日、誰よりも高得点ジャンプを叩き出した選手だ。
1本目は失敗、2本目はフロントサイド・トリプルコーク1440をメイクも、この時点では表彰台の圏外。
しかし、3本目に勝負のキャブ1800(5回横回転)をメイクして、97.75という超ハイスコア!
決めたマーカスを称えたいが、もしこれがなければ飛田選手の銅メダル獲得だったけに、日本人選手を応援したい側としては、複雑な心境。

スノーボード世界選手権アスペン大会男子ビッグエアー結果

1 マーク・マクモリス(カナダ)
2 マックス・パロット(カナダ)
3 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
4 飛田流輝(日本)
5 濵田海人(日本)
6 エミラノ・ラウジ(イタリア)
7 ジャスタス・ヘンケス(アメリカ)
8 ストーレ・サンドベック(ノルウェー)

https://medias4.fis-ski.com/pdf/2021/SB/6047/2021SB6047RLF.pdf

広告