世界最高峰のプロテクティブギア KARNAを作った竹垣博和さんに聞く!製作への思い

「KARNA」とはヒンドゥ教の叙事詩に登場する不死身の英雄。生まれながらにして皮膚は黄金色、その鎧を身にまとっている間は不死身だったという。 その名を受けて誕生したパフォーマンスギア・ブランド「KARNA」だ。 世の中にある様々なマテリアルの中から、高性能、高品質、さらに扱いやすい最良の素材をふんだんに使用し、高い縫製技術を用いて作り上げた。

「KARNA」は真剣にウインタースポーツを楽しむアスリートに向けて、開発者が100%の自信を持って勧められるものを形にしていきたいという強い思いを持ってスタートさせたブランド。 世界No.1のレベルを誇る高性能・最高品質の衝撃級取材 XRD™を使用した高性能プロテクティブギアを軸に、ひとつずつ丁寧につくり上げた優れた製品をこの世に送り出している。

そんなKARNAプロテクターを誕生させた竹垣博和さんに製作への思いを聞いてみた。

--竹垣さんは、以前は代理店に勤めていたとお聞きしましたが、ご自身で会社を立ち上げ、KARNAプロテクティブギアを始めようと思った理由は?

竹垣: 自分が頭に描いていること、そしてこれからやっていきたいことを形にするために立ち上げました。

--具体的に、竹垣さんがやっていきたかったことというのは、どんなことですか?

竹垣:いくつかの方向性/カテゴリーごとにあるのですが、例えば商品企画に関してですと「現場主義」。
プロテクティブギアを世に提案するショップスタッフさんたちは、常にお買い物する お客様と接しているので、一番フレッシュな意見を持っています。
こうした新鮮な生の声をタイムリーに活かす!
そんなモノ作りを強くしたいですね。
世界で最も信頼性の高いプロテクティブギアを作りたいと考えています。
結局のところ、その商品が良いか悪いかは、お客様の判断、市場がジャッジメントをするかと思いますが、 自分のこれまで様々な業界で学んで来たことを照らし合わせて、自分が信じる最高のモノを作りたかったのです。
現場の方にに寄り添ったモノづくりを心掛けています。

--DMK STOREでもKARNAプロテクティブギアを販売させていただいていますが、最も印象に残っているのは、XRD™という特別な衝撃素材の使用量です。 竹垣さんは、以前、「儲け度外視」をして、使用しているとおっしゃっていましたが、 そもそも、このXRD®は、どんな素材なのですか?

竹垣:アメリカRogers社はPoronという名の衝撃吸収材を数多くプロデュースしています。普段の生活でも見たり触れたりする機会のあるものもあります。例えばシープスキンブーツ「emu」の茶色いソール。有名メーカーの競技選手向けシューズのソール。それらの中でも、インパクト(衝撃)の吸収率90%、かつ軽量で自由に曲がり呼吸もするという最高峰の素材がXRD®です。
そのXRD®をふんだんに使用しているのがKARNA®のTHE SUPREME MODELです。Rogers社の公認プロテクティブギアとなっており、本国アメリカの展示会等にも出展されているようです。

-- 他のメーカーから販売されているプロテクトギアにもXRD®は、使用されているものなのですか?

竹垣:世界各国で使用されていますね。
軽量・高い柔軟性・まるで第二の肌とも評価される特性を生かして、ヘルメット、安全靴、オートバイ向けスーツ、パソコン/スマートフォン用カバー等にも採用されています。

--まるでプロテクトギアのために誕生したような素材なんですね。いくつかのメーカーも採用されているようですが、そもそも何を持って「XRD®商品」と名乗ることができるのですか?例えば、快適性に優れた機能性ウェア素材として有名なGORE-TEX生地は、各メーカーと共にいくつかのテストをクリアした商品だけが、  GORE-TEXと認められている、と聞いたことがあります。  XRD®にも、そのような基準などはあるのでしょうか?

竹垣:XRD®によって商品企画の段階から製品化するまで、各段階ごとに審査・承認・登録が行われます。
審査基準の詳細は公表されていませんが、公認された商品はその権利をXRD®が世界各国で守ってくれます。
GORE-TEXの趣旨と共通している部分があると思います。

--今回インタビューすることで、   XRD®のスノーボード・プロテクションギアをちょっと調べてみました。すると、KARNA以上に高い商品を見つけることができませんでした。
そもそもその値段の高さは、どこにあるのですか?

竹垣:はい、市場に出回っているプロテクションギアの中で最も高額ですね。しかしメーカーの儲けマージンは最小でしょう。
というのも、ウチは儲けが吹っ飛ぶくらいにXRDをふんだんに使っているのです。
中を見ていただければわかるように、全身イエローになっていますね。
それがXRD素材です。

また通気性と強度ではトップクラスのパワーメッシュというこれまた高額な生地を使っています。
ダメ押しで、日本国産の最先端を行く消臭生地も採用しています。

他社さんもそれぞれの考えを持って優れたプロテクションギアをリリースしているのだと思います。
世の中には、XRD以外のショック吸収材を使用していたり、部位によってはあえてプロテクション素材を入れていないところもあるようです。
おそらく、ライダーの動きを損なわないように考えているのではないでしょうか。

私が作るKARNAは、日頃お客様と接しているショップさんからのフィードバックを受け、さらにメーカーからの新しい提案も加え、これが世界で最高!と思うものを作るようにしています。

--そこで思い出したのですが、インスタで告知しているガッキー保証。いわゆる竹垣さんのニックネームのガッキーから来たネーミングですが。お客様が満足されない場合には、いつでも返品可能という処置ですが、実際にこれまでガッキー保証を利用した方っているのですか?

竹垣:KARNAを立ち上げて2シーズン目ですが、今のところ利用者はいません。

--オフシーズンですが、これからもキングス、クエストに行かれる方などで、ますますプロテクション・ギアに注目が集まると思います。 最後にこれからKARNAをご購入される方にメッセージお願いします。

竹垣:施設のシーズンですが、エアーマットに着地して脚を骨折される方もいると聞きます。また、最近は、「スケートボードをする際にプロテクターがほしい」という声も多く聞かれるようになりました。
怪我や故障は、スキー場などの施設の運営、職場での給与カットや医療費の増額まで、日常的な問題にも直接関わってくるものなので、お気を付けてください。安全性と腕前の向上、また楽しさの度合いはリンクしており、それを次世代へ伝えることは重要だと信じています。
ぜひ、KARNAをご利用していただき、安全で楽しいアクションスポーツを!

竹垣博和 プロフィール
1968.11.22 千葉県千葉市 生まれ
自然環境に恵まれた土地で・虫・動物・魚・星にドップリの幼少時代を経て、12歳からスポーツの世界へ。
10代~20代の海外生活期間も含め15年間インドアスポーツを競技で続けたが、横乗りスポーツとの出会いをキッカケに再びアウトドアへシフト。
職歴は、国内/海外の製菓製パン業界にて約10年間勤務。
オーストラリアブランドへの就職を機に横乗り業界へ転向して今年で20周年。
2019年3月に独立開業/自社ブランド「KARNA」を立ち上げ、現在は国内外で展開中。
現在はアメリカの「KEMPER SNOWBOARDS」の日本ディストリビューターでもある。
「顧客/取引先と対面で話しをすることから生まれるものは多いです。
これからも時間の許す限り、国内外の顧客/取引先のもとへ出向くスタイルは継続します。」