BurtonがWaveCel®ヘルメットの特許を巡りドイツ連邦特許裁判所で勝訴を報告

そもそも争いになったヘルメット衝撃新テクノジーのウェーブセルの特許ってどこにあるのだろう!?
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Burtonは、Anonゴーグルで採用しているWaveCelヘルメットの特許を巡りイツ連邦特許裁判所で勝訴を報告した。

記事引用元:Burton Snowboards/Anon Announce Legal Victory in German Federal Patent Court | Backbone Media

記事によると、ドイツ連邦特許裁判所における26ヶ月にも及ぶ法廷闘争を経て、スノーヘルメットとゴーグルブランドAnonと、その親会社であるバートン・スノーボードは、コロイド社に対して法的勝利を収めたことを発表。裁判所はバートン・スノーボードの立場を全面的に認め、コロイドのドイツにおける特許を無効としたとのことだ。

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Burtonは、WaveCelヘルメットは「新時代の安全性」と謳っており、スタイリッシュで超軽量と紹介している。WaveCelはヘルメットの内側のライナーに折りたたみ式のセル構造を採用し、最初に加わる力を軽減することによって衝撃と回転する力を緩和する。また、つぶれることによって衝撃速度を低減し、滑ることによって頭部にかかる衝撃の向きを変えることができるテクノロジー。

アノンのグローバル・ジェネラル・マネージャーであるマーク・ワケリング氏は、「ドイツ連邦特許裁判所における訴訟手続の結果に、私たちは胸を躍らせています。この決定は我々の姿勢を正当化するものであり、業界における革新と公正な競争に対する我々のコミットメントを強化するもの。我々は常に、アノンブランドのヘルメットにおけるウェーブセル®テクノロジーの使用は正当であると主張してきましたが、今回の判決はその立場を肯定するものです」と語っている。

そもそもの裁判の発端は、Smithヘルメットメーカーであるスミス・オプティクス社が、コロイド社と共に、アメリカでバートン社製品にウェーブセル®が使用されているとして、バートン社に対して知的財産権訴訟を共同で起こしていたという。
ドイツ連邦特許裁判所がバートンに有利な判決を下したにも関わらず、コロイド社はドイツ連邦司法裁判所に判決を不服とする選択肢を残しているそうだ。

正直、Backbone Media記事を拝見すると、バートンがドイツ連邦特許裁判所で勝訴ということと、コロイド社は不服でこれからも闘争が続く模様ということしかわからない…。そもそも、コロイド社はWaveCelのテクノロジーカンパニーであり、それを採用したスミス・ヘルメットが共同で訴えたということだと思われるが、そのWaveCelをどのような経緯でバートンが得たのだろうか。また、なぜ裁判はアメリカではなくドイツなのか。
そもそもWaveCelは、整形外科医のスティーブ・マデイ博士と生体力学エンジニアのマイケル・ボトラング博士によって開発されたものらしいが、誰がこの特許を持っているか。記事ではそのことも伝えていてくれないので、イマイチつかみどころがない内容に感じる。

またいつもように読者にわかりやすく説明しようとするあまり、憶測が過ぎると「どこかからか!?」お叱りを受けるかもしれないので、この記事はここまでに留めておこう。

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