
スノーボードの世界選手権に出場を予定していた、男子ハーフパイプで北京冬季五輪金メダルの平野歩夢が27日、無念の予選棄権を決断した。26日の練習中に転倒し負傷、現地の病院で左肋骨の骨折と診断された。
今大会の公開練習では、大会で使用されるパイプに順応し、大技トリプルコーク1440を成功させるなど、絶好調ぶりを見せていただけに無念の決断となった。
今大会はSAJの派遣基準で、優勝すれば来年のミラノ・コルティナ五輪代表に内定する重要な一戦。しかし、今大会が世界選手権デビューとなるはずだった歩夢は、すでに今季のワールドカップ(W杯)で優勝を果たすなど十分なポイントを獲得しており、五輪への道は依然として開かれている。
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シーズン終盤の大怪我は衝撃的なニュースだが、来シーズンに迫るオリンピックに向けて、しっかりと療養し、この経験を糧に充実したシーズンオフを過ごしてほしい。
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