シーズンインが待ちきれず、スキー場ではなくバックカントリーに足を運びたくなる者も多いかもしれない。しかし、慎重に考え直してほしい。この時期、世界のどこかで必ず雪崩事故が発生し、尊い命が失われているからである。
アメリカ・ニューハンプシャー州で発生した雪崩事故
先週、ニューハンプシャー州のバックカントリーで実際に雪崩事故が発生した。その様子を収めた映像を以下に紹介する。
この事故が発生したMt. Washingtonは過酷な気象条件で知られており、「世界で最も風の強い場所」として記録されたこともある山岳地帯である。このため、雪崩や天候の急変に対する注意が必要な場所でありながら、冬季にはスキーやバックカントリーを目的とした訪問者が多い。
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雪崩に巻き込まれたスノーボーダーと注意喚起
この映像を公開したMt. Washington Avalanche Center(MWAC)によれば、雪崩に巻き込まれたスノーボーダーは幸いにも大事には至らなかった。しかし、MWACは次のように警告している。
「小さな雪崩でも大きな被害をもたらす可能性があります。露出した岩や氷、木々、地形の罠などがリスクをさらに高めるため、十分に注意が必要です。」
バックカントリーへの安易な立ち入りを避けるべき理由
スキー場でもロープを越えてバックカントリーエリアに進むスノーボーダーが後を絶たないが、これは絶対に避けるべきである。バックカントリーでは豊富な知識、資格、そして適切な装備が必要である。また、過去にはバックカントリーに精通したプロフェッショナルでさえ雪崩によって命を落とした例がある。
この時期のバックカントリーは非常に危険。安全な環境でスノーボードを楽しみ、命を守る行動を選ぶべきである。
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