
真夏でもパウダースノー!?
オーストラリア・シドニーに、雪を求めるスノーボーダー&スキーヤーたちの夢を叶える一大プロジェクトが進行中だ。
その名も「Winter Sports World」。場所は、シドニー西部のペンリスにあるRiverlink Tourism Precinct。
現在はまだ馬の放牧地だが、2028年には300メートルのロングラン、オリンピック仕様のトレーニング施設、そして4.5つ星ホテルを備えた巨大屋内スノーリゾートへと生まれ変わる。
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プロジェクトの総工費はなんと7億オーストラリアドル(約700億円)。
当初の構想では“空想的な夢”とまで言われたこの施設だが、2024年1月に州の開発許可(SSDA)を取得し、いよいよ今年、建設がスタート。
完成すれば、スキーやスノーボードを一年中楽しめる屋内マウンテンとして、地元住民はもちろん、オーストラリア全土、さらには世界中のスノーラバーたちを魅了するはずだ。
設計には、環境への配慮も盛り込まれており、カーボンニュートラル設計(ゼロエミッション対応)や先住民族ダーラグ族との協議も進められている。
また、1年で100万人以上の来場を見込む一大観光施設として、地域経済にも大きな貢献が期待されている。
これまでオーストラリアのスノーリゾートといえば、ペリッシャーやスレドボのアルパインリゾートが主流だったが、今後は気軽に都市部からアクセスできるインドア施設でのスノーボードやスキーの楽しみ方が加わることで、スノー文化の新たな広がりが期待される。
オフシーズンでも本気で練習したいスノーボーダー、週末に気軽に雪を楽しみたいファミリー、そしてスキー初心者にも嬉しい、全世代対応のスノーアリーナ。
その誕生まであと数年、今から楽しみに待とう!
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