トリプルコークという難易度高いトリックを、世界で最もカジュアルに見せれるライダーではないだろうか。戸塚優斗がカリフォルニア州マンモスマウンテンでのハーフパイプ・トレーニングで復活の狼煙を上げるような絶好調ライディングを披露。
世界でも日本のハーフパイプ陣は『ジャパニーズニンジャ』と恐れられているが、その核弾頭とも言うべき存在か優斗だろう。特に2020-2021には世界選手権1位、X GAMES1位、LAAX OPEN(W杯)1位とまったく他を寄せ付けない強さだった。ところが肝心の北京オリンピックシーズンに失速して、本番オリンピックでは、10位という悔しい成績となった。これまでのエースの重圧があったのか。あるいは平野歩夢の復活で、より高い壁に登るための試行錯誤の時を迎えてしまったのか。そのへんは定かではないが、かつて世界のエースと言われた男がそのまま黙っているわけにはいかないだろう。
来るべき23-24シーズンでの優斗の活躍が楽しみだ!
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