角野友基が2023 WORLD QUARTERS CHAMPIONSで優勝!

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昨日、カルフォルニア州マンモスマウンテンで開催された2023 WORLD QUARTERS CHAMPIONSでアメリカを主戦場に活躍する角野友基が優勝!ジャムセッションの間、終始安定したトリックを放ち栄冠を勝ち取った。

角野と言えばソチオリンピックで8位入賞し、一躍世間の注目の的となったが、その後はナショナルチームから外れ、アメリカを拠点にプロ活動を続けている。現在は、スロープスタイルとビッグエアから離れ、ジャクソンホールにある世界一急なシュート&クリフを舞台に行われるKings & Queensに参加したり、あるいは映像シーンで活躍。今大会で優勝したことで、改めて世界に名を馳せた。

女子で優勝したのは、カナダのオリンピック代表選手のブルック・ドント。

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クォーターパイプ大会のユニークな点は、現在、ワールドカップを転戦しオリンピックのメダルを狙うハーフパイプの選手から、競技からは離れてプロ活動しているライダーも参加しているところ。

この時期のマンモスには、ちょうど世界からトレーニング来ている選手も来ているので、彼らも参加して大会を盛り上げた。シンプルに高さを狙う選手もいれば、ハンドプラントを決めたり、各ライダーたちが自由にスタイルを披露。ジャッジもかつてのパイプレジェンド、ダニー・キャスやカリスマのピーター・ラインなので、オリンピックでは評価され難い細かいスタイルを狙えるところもおもしろいところだ。(※オリンピックのジャッジは、一般の人でも理解しやすい高さや回転数などが重視されがちで、スノーボーダーならではの細かなスタイルは見逃しがち傾向)

クォーターパイプというのは、ハーフパイプを真っ二つに割り、そこでの一発勝負となるが、スノーボードのヒストリーにとって欠かせない競技だ。かつてはテリエ・ハーコンセンが得意とし、またインゲマー・バックマンが世界記録のハイエアを出して伝説となった。
そんなスノーボードの懐かしい雰囲気を醸し出す大会が、今なお行われているところが嬉しいところ。

今大会は昨シーズンの覇者でナショナルチームで活動を続ける片山来夢も参加。しかし、一発目でいきなりどデカいインディを決めると、デッキの角に着地してしまい吹っ飛ばされて転倒し負傷してしまうハプニング。

現在世界で最も飛ぶ男として知られる平野海祝も参加し、大会に花を添えた。高さを狙うあまりに、プラットフォームに落ちる場面も…。以下、海祝のインスタ動画3枚目参考。

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